コクヨ、「@Tovas」がJIIMA認証「電子取引ソフト法的要件認証」を取得
コクヨは、同社が提供する、電子帳票配信システム「@Tovas(アットトバス)」の「アーカイブ電子帳簿保存法オプション」が公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)が認証(以下、JIIMA認証)する「電子取引ソフト法的要件認証」を取得したことを8月8日に発表しました(認証番号:612900-00)。
同社によると、令和3年度の電子帳簿保存法の改正を機に、電子データによる商取引の保存・管理についてルールが緩和され、民間企業のデジタル化の加速が予測されているといいます。しかしその反面、電子取引データの保存義務化や罰則の厳重化などが内容に盛り込まれ、企業は適正な形でのデータ保管を強く求められるようになったとしています。
今回、@Tovasの「アーカイブ電子帳簿保存法オプション」が5種類あるJIIMA認証のうち、「電子取引ソフト法的要件認証」を取得したことにより、@Tovasを導入する企業が電子データ保管について電子帳簿保存法の要件を満たしているかを個々に確認する必要がなくなり、安心して法令に準拠した形で運用することができるといいます(送信側のデータ保管が対象となるとしています)。
・JIIMA認証について
同社によると、JIIMAでは、市販されているソフトウェアやソフトウェアサービスが電子帳簿保存法(電帳法)の要件を満たしているかをチェックし、法的要件を満たしていると判断したものを認証しているといいます。JIIMA認証を取得したソフトウェア、ソフトウェアサービスを適正に使用することで、電帳法を深く把握していなくても法令に準拠して税務処理業務を行うことができるとしています。
・電子取引ソフト法的要件認証制度について
5種類あるJIIMA認証のうちのひとつ。国税関係書類をコンピュータで作成し電子的にやり取りする場合の当該取引情報の保存を行う市販ソフトウェア及びソフトウェアサービスが、改正電子帳簿保存法第7条の要件を満たしているかをチェックし、法的要件を満足していると判断したものを認証するものだといいます。
・電子帳票配信システム「@Tovas」について
「@Tovas」は、請求書や納品書、注文書などの帳票のPDFデータを、アップロードするだけで「郵送」「FAX」「WEB」でお届けするコクヨの帳票配信クラウドサービス。毎月行っていた手作業での郵送やFAX業務を劇的に効率化し、コスト削減を実現するとしています。
・「アーカイブ電子帳簿保存法オプション」について
「アーカイブ電子帳簿保存法オプション」は、「@Tovas」で送信した帳票データ等を自動的に保存する「@Tovasアーカイブ」に改ざん防止と検索機能の強化、およびフォルダ自動振分け等の業務を効率化する機能を追加したオプションだといいます。帳票配信から帳票データの長期保存まで、より一層簡単に電子帳簿保存法対応を実現するとしています。
(画像はコクヨ様リリースより)