オカムラ、第1四半期の売上高は710億円

オフィス環境事業の売上高は7.4%増の364億円

オカムラは、2024年3月期第1四半期の連結業績で売上高が前期比11.5%増の710億8100万円となりました。営業利益が同90.8%増の58億4700万円、経常利益が同72.2%増の67億4000万円、純利益が同136.5%増の60億6200万円となったとしています。

同社グループは、「豊かな発想と確かな品質で、人が活きる環境づくりを通して、社会に貢献する。」をミッションとし、「人が活きる社会の実現」を目指しているといいます。
同社によると第1四半期連結累計期間の国内経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、感染症法上の位置づけが5類感染症に変更されたことで経済活動が正常化に向かう一方、ウクライナ情勢を巡る地政学的リスク、諸資材・部品の価格高騰、世界的な金融引き締めにともなう急激な金利・為替変動などにより、先行きは依然として不透明な状況が続いているとしています。
このような状況のもと、同社は、顧客のニーズを的確に捉えたクオリティの高い製品とサービスを社会に提供することで、企業価値の向上に努めてきたとしています。
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高710億8100万円(前年同四半期比11.5%増)、営業利益58億4700万円(前年同四半期比90.8%増)、経常利益67億4000万円(前年同四半期比72.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益60億6200万円(前年同四半期比136.5%増)となったとしています。

オフィス環境事業

オフィス環境事業については、新しい働き方に対応したオフィスの構築が、業種・規模を問わず多くの企業にとって重要な経営課題となっており、全国でオフィスのリニューアル需要が活発に推移したといいます。このような状況のもと、同社は、ハイブリッドワークとデジタル時代に対応した新しいワークスタイルの提案営業と、それを支える働き方の変化を捉えた新製品を拡充し需要の取り込みに努めたとしています。一方で、諸資材価格の高騰及びサプライチェーン不安による調達難の影響を受ける中、生産・物流コスト削減に努めるとともに、価格転嫁の浸透に努めてきたとしています。これにより売上高、利益ともに過去最高となったといいます。この結果、当セグメントの売上高は、364億7700万円(前年同四半期比7.4%増)、セグメント利益は、37億8300万円(前年同四半期比49.9%増)となったとしています。

商環境事業

商環境事業については、同社の主要顧客であるスーパー、ドラッグストアの改装需要が堅調に推移し、業績回復の兆しを見せる非食品業態の小売業からの需要も増加傾向にあるといいます。このような状況のもと、店舗什器、冷凍冷蔵ショーケースをはじめとした幅広い製品ラインナップに加え、店舗デザインや施工管理等を含む店舗づくりのトータルサポート体制を拡充し、同社の総合力を活かした提案による需要の取り込みに努めたとしています。一方で、諸資材・部品の価格高騰の影響を受ける中、生産・物流コスト削減に努めるとともに、価格転嫁の浸透に努めてきたといいます。これにより売上高は過去最高となり、営業利益は増加したとしています。
この結果、当セグメントの売上高は、265億4800万円(前年同四半期比5.0%増)、セグメント利益は、10億4500万円(前年同四半期比24.6%増)となったとしています。

物流システム事業

物流システム事業については、省人・省力化ニーズを背景に、物流施設を中心に自動倉庫の需要は高水準で推移しているといいます。一方で、世界的なサプライチェーンの混乱による諸資材・部品の調達難及び価格高騰が継続しているとしています。このような状況のもと、優位性のある製品の強みを最大限に活かした積極的な提案活動を展開し、受注高は堅調に増加していて、当会計期間においては複数の大型物件の売上を計上したといいます。また、生産・物流コスト削減及び価格転嫁等、収益の改善に努めてきたとしています。これにより売上高、利益ともに過去最高となったといいます。
この結果、当セグメントの売上高は、64億3000万円(前年同四半期101.4%増)、セグメント利益は、9億8400万円(前年同四半期は2億5600万円のセグメント損失)となったとしています。

連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

最近の業績動向を踏まえ、2023年7月3日に公表した2024年3月期の連結業績予想数値を修正しているといいます。詳細については、2023年8月4日公表の「業績予想の修正に関するお知らせ」を参照してほしいとしています。
なお、業績予想については、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があるとしています。

Follow me!