東京オフィストレンド オフィス家具週間トレンド報告

7/24 ~7/30、オフィス家具業界の主なハイライト(+コラム)

【今週の目次】

① コクヨ、児童生徒用スクールセット「Campus for SCHOOL 児童生徒用可動式机・イス」を新発売

② コクヨ、「Slack Spotlight Awards 2023」プロダクティビティ賞を日本企業で唯一受賞

③ コクヨ、「2023 Adobe Marketo Engage Champion」を受賞

+注目のコラム オフィス山人の少し深堀り

コクヨ、児童生徒用スクールセット「Campus for SCHOOL 児童生徒用可動式机・イス」を新発売

GIGAスクール時代の子どもたちの学び環境を最適に

2023年7月24日から7月30日までのオフィス家具業界の主なハイライトについては、コクヨは、GIGAスクール時代の学び環境を最適にサポートする、児童生徒用スクールセット「Campus for SCHOOL(キャンパス フォー スクール) 児童生徒用可動式机・イス」を8月21日(月)から発売することを7月26日に発表しました。

同社によると、文部科学省が2019年に打ち出した「GIGAスクール構想」により、児童・生徒「1人1台端末」の導入が進んでいるといいます。それに伴い、ICTを含むさまざまなツールを駆使した授業スタイルが生まれ、学校における子どもたちの学び方が大きく変わりつつあるとしています。また、多様な授業スタイルが可能になったことから、授業内容に応じて教室のレイアウト変更をする場面も多くなったといいます。そこで、同社は、今後の「個別最適な学び」と「協働的な学び」の展開に向けて、子どもたちに最適な学び環境を提供するために、子どもたち目線で考えた、児童生徒用スクールセット「Campus for SCHOOL 児童生徒用可動式机・イス」を発売するとしています。

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コクヨ、「Slack Spotlight Awards 2023」プロダクティビティ賞を日本企業で唯一受賞

コクヨは、Salesforce companyであるSlackがグローバルで主催するSlackを使って革新的な取り組みを進めている企業・個人をたたえる「Slack Spotlight Awards 2023」において、「プロダクティビティ賞」を日本企業で唯一受賞したことを7月25日に発表しました。

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コクヨ、「2023 Adobe Marketo Engage Champion」を受賞

コクヨは、同社の官公庁を対象としたデジタルマーケティングの取り組みが、アドビ株式会社(以下アドビ)の「2023 Adobe Marketo Engage Champion」を受賞したことを7月26日に発表しました。

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注目のコラム オフィス山人の少し深掘り

今週まず注目した記事については、コクヨ、児童生徒用スクールセット「Campus for SCHOOL 児童生徒用可動式机・イス」を新発売があります。

記事の本文中に文部科学省が2019年に打ち出した「GIGAスクール構想」により、児童・生徒「1人1台端末」の導入が進んでいて、それに伴い、ICTを含むさまざまなツールを駆使した授業スタイルが生まれ、学校における子どもたちの学び方が大きく変わりつつあるとありますが、大きな変化のある時には大きな需要が生まれるといわれるように、この「Campus for SCHOOL(キャンパス フォー スクール) 児童生徒用可動式机・イス」もその変化に対応したものといえるのではないかと思いますが、それよりも、新しい学び方が進むなか、より子どもたちの学びに寄り添った製品であるといえるのではないでしょうか。旧来の道具で新しい授業に対応することが子どもたちに負担を強いるということになりかねないと思いますが、いち早くその負担を軽減する製品が提案されたということなのではないかと思います。そういう意味では教育現場においては、単にタブレットを与えてそれでおわりという発想で終わることなく、今後さらに様々な製品が提案されていくことを期待したいと思います。同製品の特長である「効率的に使える天板デザイン」「スムーズな移動と静かさを両立」「児童生徒の『学びの姿勢』を考えた背・座面形状と配色」「机・イスの高さ調節の手間と時間を大幅に短縮」などすべてが子どもたちの学びに寄り添ったものであるといえると思います。山人が特に注目したのは、座面形状と配色で、授業においてとらなければばらない姿勢に対応するための座面形状は負担を軽減するというより、積極的にそれらに取り組むことができるものなのではないかと思います。その座面形状が何のためにあるのか考え、そこに使われている知恵を感じてもらう時がくることが期待したいと思います。

安全、簡単かつスピーディーに調節ができる新設計の「イージーアジャスト」機構も成長過程にある子どもたちの体格差に対応することで、より、勉強に集中することができるのによりスムーズに貢献することができるのではないかと思います。

また、個人的な考えですが、同製品のような発想や技術を在宅ワーク用の製品に反映してもらうのもよいのではないかと思っています。

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コクヨ、「Slack Spotlight Awards 2023」プロダクティビティ賞を日本企業で唯一受賞の記事ですが、同社は、『顧客体験価値を創出するために、様々な知見を持つ社員やパートナー企業が、組織を超えて自律的に動くプロジェクト型の働き方への転換を図っていて、それを実現するには、「経営層と現場(タテ)」「組織と組織(ヨコ)」の両方で情報がスムーズに流れ、コミュニケーションが活発化している状態が必要であると考え、2022年4月にSlackの本格導入を始めた』とありますが、まさにこれが現在の企業に求められていることの1つであると思います。マーケティングにおいては顧客情報・データがいわゆるビッグデータとして必要なのではないかと思いますが、実は自らの企業に埋もれている日々蓄積され成長していく思考や経験値のデータこそが認知、共有すべきその企業ならではのオリジナリティに満ちた貴重な資源なのではないかと思います。そのなかで有益な働きができることがそのなかに所属する人間の働きがいやエンゲージメント醸成に繋がっていくのではないでしょうか。コクヨは6月28日にコクヨ、デジタル人材教育・実践プログラム 「KOKUYO DIGITAL ACADEMY」を開校しましたが、よりデジタルに強くそれを使いこなす社員・企業になるための施策を積極的に進めているようです。アナログでリアルな製品がそのようなデジタルのコミュニケーションのなかで開発が加速されるのは興味深いことだと思います。

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(このコラムは、あくまでも山人の主観的なものです。従って各メーカー様には何の関係もありません)

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