カリモク家具、 「GIFU WOOD COLLECTION」開催へ
岐阜県飛騨市の広葉樹の利用促進を図る
カリモク家具は、2023年7月21日(金)から10月1日(日)まで、小牧ショールームで岐阜県飛騨市の木材を使用した家具をモデル限定・数量限定で展示する「GIFU WOOD COLLECTION」を開催するといいます。また、中部地域の3つのショールーム(本社・名古屋・金沢)でも岐阜県産材の板材サンプルをご覧いただくことができるとしています。木材の地産地消プロジェクト「HOKKAIDO WOOD COLLECTION」に続く第二弾として、岐阜県産木材「ナラ」の魅力を家具にすることで、地域の人が地元の森について身近に感じる機会をつくり、飛騨の美しい広葉樹林を次世代に紡いでいくとしています。
同社は「環る(めぐる)」をテーマに、国産木材を活用し、地域社会との協業を目指しているといいます。
また、家具づくりに欠かせない森林及び森林経営の持続可能性を維持するため、積極的に国産の低利用材の活用を推進しているとしています。
同社によると、飛騨地区には多様な木々が生い茂り、用途材としては不向きな木材が多く存在しているといいます。それらの木々はパルプ用材やバイオ燃料としての利用が多く、本来の価値に比べてあまり有効な利用がされていないといいます。その現状に対し同社は、家具用材として飛騨の広葉樹の中で多くを占めている「小径木ナラ材」に焦点をしぼり、積極的活用を推進するとしています。
この取り組みは、木として適正価格での取引を実現し、森林を定期的にケアするために必要な、飛騨の林業に貢献することが目的だといいます。こうした活動を通じ、森林との共生型・循環型社会の実現のために「木とつくる幸せな暮らし」の実現を目指しているとしています。
◆飛騨の森
飛騨市の森林率は94%。なかでも広葉樹の割合が68%と非常に高く、1950年以降に育ったミズナラ林、ブナ林といった広葉樹林が広がっているといいます。
[出典 平成28年度 飛騨市広葉樹資源量調査業務報告書(一部抜粋):飛騨市提供]
◆飛騨の広葉樹
樹種が多様なため、同一樹種・同一規格を安定的に伐り出すことが難しく大量生産には向いていないといいます。平均胸高直径が26㎝程度で小径木が多いのも特徴だとし、通直なものであってもパルプ・チップ等の安価取引になる場合が多く、林業貢献度が低いことが課題だとしています。
[画像:飛騨市提供]
◆飛騨のナラ
形や色は様々、節や曲がりが多く、幅広で真っ直ぐ、かつ長尺な材料を木取ることが難しいですが非常に個性があり様々な表情をしているといいます。テーブルに使う材料は巾狭でひきわり、手間暇をかけて巾はぎをするといいます。一本一本を大切にし、その木にふさわしい家具を作りたいという、メーカーの思いをかき立たせる木材だとしています。
◆飛騨の森、広葉樹の特徴など参考サイト
【飛騨市役所 林業振興課】
Web : https://hidatsumu.com/
◆限定モデルについて(一部)
モデル名:WU6103
価格:388,300円(税込)~
サイズ:幅201.5 × 奥行85.5 × 高さ 79.0 × 座高 41.0 (cm)
●表示価格は税込
●表示価格は予告なしに変更する場合があるといいます。
●写真はイメージで、実際の商品と色やデザインが異なる場合があるとしています。
◆企画展示概要
内容:GIFU WOOD COLLECTION
会場:カリモク家具 小牧ショールーム
※本社ショールーム・名古屋ショールーム・金沢ショールームでは岐阜県産材の板材サンプルをご覧いただくことができるとしています。
日程:2023年7月21日(金)から10月1日(日)まで
住所/時間:各ショールーム ホームページを確認のこと
◆カリモク家具株式会社について
1940年に加藤正平氏が愛知県刈谷市で木工所を創業。木製品の加工業を営み、そこで培った技術を元に、1960年代に自社製の木製家具の販売を開始した家具メーカーだといいます。 「 100歳の木を使うなら、その年輪にふさわしい家具をつくりたい 」 をモットーに機械による高度な加工と職人の技を融合させる 「 ハイテク & ハイタッチ 」 で家具づくりに取り組んでいるといいます。また安心・安全・環境配慮の観点から、日本家具産業振興会が定める国産家具表示認定基準を満たしているとしています。
(画像は飛騨市様ご提供分を含めカリモク家具様よりご提供いただいたものを使用させていただきました)