オカムラ、デジタルトランスフォーメーションサービス「Work x D」を自治体の施設へ初めて納入

長野県塩尻市の「地域DXセンター core塩尻」の会議室予約やドアの解錠、会員情報管理などをアプリ一つで対応可能

オカムラは、テクノロジーパートナーである株式会社ビットキーと共同で展開しているデジタルトランスフォーメーションサービス「Work x D(ワーク・バイ・ディ)」を、2023年6月にグランドオープンした長野県塩尻市の「地域DXセンター core塩尻(以下、core塩尻)」へ納入したことを7月6日に発表しました。
「Work x D」は、会議室など部屋の予約から、入館手続き、ドアの解錠、会員情報管理まで専用サイト・アプリ「workhub(ワークハブ)※」一つで対応可能なサービスで、今回が自治体の施設へ初めての納入だといいます。
また、core塩尻に設けられた交流スペース、コワーキングスペースや専用オフィスなどの会員企業専用のオフィススペース、産官学民の共創のためのスペースなどに、幅広いコミュニケーションが生まれる環境づくりを可能にするクリエイティブファニチュアや、集中作業やオンライン会議に最適なフルクローズ型のワークブースなどのオカムラの家具が採用されたとしています。

※workhub:株式会社ビットキーが提供する、「Work x D」の基盤となるコネクトプラットフォーム

■「Work x D」の導入の背景

core塩尻は、「最先端の技術を活用し、まちに変革を起こし続ける場所」をコンセプトに、デジタル技術による革新的な都市機能を地域に実装することを目指した「地域DX」の拠点施設だといいます。これまでに塩尻市が先進的に取り組んできた自動運転やMaaSといった交通DX分野を基軸に、最先端の技術を活用し、将来を見据えた地域課題の解決に資するサービスの開発や実装を目指しているとしています。施設内には、地域住民が最先端の技術やデジタルを活用したサービスを体験したり気軽にデジタル活用に関する相談をしたりできる交流スペース、会員企業専用のオフィススペース、産官学民の共創のためのスペースなどがあり、企業や教育・研究機関、自治体・省庁、学生・地域住民が幅広く利用することができるとしています。しかし、多くの方が快適かつ利便性高く利用するためには、施設の運営において以下のような課題があったといいます。

<利用者>

・混雑時に会議室やオフィスの予約や鍵の貸し借り等の手続きに時間がかかる
・ビルのセキュリティカードに加えて、契約するオフィスの数だけ持ち歩く鍵が増える

<運営者>

・会員情報の管理や会議室、オフィスの予約など、オペレーションに時間と手間がかかる
・会議室の鍵の貸出しや返却対応など対面手続きの負担がある

これらの課題をDXによって解決するために、会議室など部屋の予約から、入館手続き、ドアの解錠、会員情報管理まで専用サイト・アプリ「workhub」一つで対応可能なサービス「Work x D」を採用。
「Work x D」により、会議室など部屋の予約からドアの解錠までスマートフォンアプリ一つで完結する施設を実現するといいます。利用者の利便性を高めるとともに、施設運営をサポートするとしています。

■幅広いコミュニケーションが生まれる環境づくりを可能にするオカムラの家具も採用

core塩尻が担う、地域の声やアイデアの集約、セクターを超えた共創、最先端の技術の実証・活用、地域デジタル人材の育成・輩出、塩尻発の発信・展開の役割を果たすため、幅広いコミュニケーションが生まれる環境づくりを可能にするクリエイティブファニチュアや、遮音性が高く集中作業やオンライン会議に最適なフルクローズ型のワークブース、簡単に持ち運びができ電源コンセントの設置が少ない場所でもさまざまなデバイスを同時に給電することができるポータブルバッテリーなどのオカムラの家具が採用されたといいます。
コワーキングスペースや交流スペースにおいてさまざまな人材の交流を促し、産官学民の垣根を越えた共創ための場づくりに貢献するとしています。

「地域DXセンター core塩尻」について

塩尻市は2021年5月に「塩尻市デジタル・トランスフォーメーション戦略」を策定し「行政DX」と「地域DX」を軸に自治体DXを推進し、地域住民、地域事業者、塩尻関係者のQOL向上を目指しているといいます。core塩尻はこの戦略のもと「最先端の技術を活用し、まちに変革を起こし続ける場所」となることを目指す地域DXの拠点として開設。地域住民が最先端の技術やデジタルを活用したサービスを体験したり気軽にデジタル活用に関する相談をしたりできる交流スペース、コワーキングスペースや専用オフィスなど会員企業専用のオフィススペース、産官学民の共創空間などで構成され、デジタル活用を通じたセクターの垣根を越えた共創と知の融合を目指しているとしています。
なお、core塩尻は、内閣府の地方創生拠点整備交付金およびデジタル田園都市国家構想推進交付金(地方創生テレワークタイプ)を活用して整備されているとしています。

施設概要

名称:地域DXセンター core塩尻
住所:長野県塩尻市大門一番町7−1ウイングロードビル2階
施設面積:約2100㎡

デジタルトランスフォーメーションサービス「Work x D」について

ワーカーのIDであらゆる空間・モノ・データをコネクトし、働く環境をとりまくさまざまなシステムを統合するマネジメントシステムだといいます。株式会社ビットキーのプラットフォーム「workhub」を基盤として、ワーカーの生産性を向上する環境づくりと、ファシリティマネジメント投資・戦略の最適化を図り、働き方のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させるとしています。

(画像はオカムラ様リリースより)

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