東京オフィストレンド オフィス家具週間トレンド報告

6/19 ~6/25、オフィス家具業界の主なハイライト(+コラム)

【今週の目次】

① オカムラ、2023年「レッドドット・デザイン賞」を受賞

② オカムラ、第5回「プラチナキャリア・アワード」で優秀賞受賞

③ プラス、「座り方診断~ワークチェアの正しい座り方、選び方教室~」開催へ

④ コマニー、統合報告書 COMANY REPORT 2023を発行

⑤ オカムラ、阪神甲子園球場、阪神タイガースが今年もカーボン・オフセット試合を開催へ

⑥ カウネット、ECサイトの「承認機能」をリニューアル

+注目のコラム オフィス山人の少し深堀り

オカムラ、2023年「レッドドット・デザイン賞」を受賞

建材製品「Lives Post Beam(ライブス ポストビーム)」が

2023年6月19日から25日までのオフィス家具業界の主なハイライトについては、オカムラは、建材製品「Lives Post Beam(ライブス ポストビーム)」が、「Red Dot Award: Product Design 2023(レッドドット・アワード プロダクトデザイン 2023)」のOffice Furniture and Office Chairs部門において「Red Dot(レッドドット・デザイン賞)」を受賞したことを6月19日に発表しました。


「レッドドット・アワード プロダクトデザイン 2023」は、ドイツの「ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター」が主催する1955年に創設された国際的に権威あるデザイン賞の一つだといいます。
同社は「レッドドット・デザイン賞」を2014年から10年連続で受賞しているとしています。

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オカムラ、第5回「プラチナキャリア・アワード」で優秀賞受賞

オカムラは、プラチナキャリア形成を支援する企業を表彰する第5回「プラチナキャリア・アワード」(主催:株式会社三菱総合研究所、協力:東洋経済新報社、後援:厚生労働省、東京証券取引所)において、優秀賞「学びの成果の事業実装」賞を受賞したことを6月21日に発表しました。


オカムラがDX戦略の一つとして推進しているDX人財の育成への取り組み「DXラーニングプラットフォーム(DXLP)」が評価されたとしています。
「DXLP」は、社内でDXに関心が強い受講者を募り、デジタル技術やデザイン思考などを学んだ上で、新規事業や業務改善の提案を行う約半年間の研修プログラムだといいます。受講者全員が修了時に提案発表を行い、選抜された提案は社長・役員に向けて発表を行うとしています。特に優れた提案は実装に向けてプロジェクト化し、提案者本人が関連部門と連携して推進するとしています。

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プラス、「座り方診断~ワークチェアの正しい座り方、選び方教室~」開催へ

プラスは、2023年6月26日(月)から7月9日(日)まで、恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)に昨年11月に開設したワークスタイルショップ&ショールーム「CREATORE with PLUS」で、イベント「座り方診断〜ワークチェアの正しい座り方、選び方教室〜」を開催することを6月19日に発表しました。


チェア選びも重要ではあるものの、からだの不調の原因のひとつに座り方があると言われていることは意外と知られていないのが現状だといいます。そこで、自分にとって楽と感じる姿勢が、実はバランスの崩れた座り方で、気づかないうちに肩や腰に負担をかけていることを広く知ってもらいたいと考えたとしています。
今回のイベントでは、まずは座り方をチェック。自分のクセを知ったうえで、姿勢が崩れない正しい座り方と自分に合ったチェアを選ぶポイントを伝え、ひとりひとりにとっての快適な座り心地の発見をサポートするとしています。

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コマニー、統合報告書 COMANY REPORT 2023を発行

コマニーは、顧客、取引先、地域社会などCOMANYが幸福にしたいステークホルダーを対象としたコミュニケーションツールとして「統合報告書 COMANY REPORT 2023」を2023年6月15日に発行し、同社公式ウェブサイトで公開したことを6月15日に発表しました。
同社は「間づくりでEmpower all Lifeを実現する」を掲げ、パーティションを主軸とした間づくりによる事業を展開しているといいます。ステークホルダーに同社の取り組みについてさらに理解してもらうため、 「間づくりでEmpower all Lifeを実現する」をわかりやすく表現したストーリーや、「間づくりに真摯に向き合う社員の姿」、社内で新設した「間づくり研究所」の活動など、事業の中心である「間づくり」について、様々な事例を通して伝えているとしています。

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オカムラ、阪神甲子園球場、阪神タイガースが今年もカーボン・オフセット試合を開催へ

オカムラ、阪神電気鉄道株式会社、株式会社阪神タイガース(以下、「阪神タイガース」)は、J-クレジット制度※1を活用して、阪神甲子園球場で開催される阪神タイガース主催の合計6試合で排出されるCO2※2(約200t-CO2)を、オフセットすることを6月22日に発表しました。

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カウネット、ECサイトの「承認機能」をリニューアル

カウネットは、2023年5月26日(金)から、カウネットECサイトにおける「承認機能」に新たな機能を追加しリニューアルしたことを。今回のリニューアルにより、従来10件までだったユーザー登録者数の上限を100件まで拡大し、ユーザーごとに承認が必要か不要か選択できる機能を追加しとことを6月20日に発表しました。

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注目のコラム オフィス山人の少し深掘り

今週まず注目した記事については、オカムラ、2023年「レッドドット・デザイン賞」を受賞の記事です。
受賞した「Lives Post Beam(ライブス ポストビーム)」は、この賞以外に、「Best of NeoCon 2023」「HiP Awards 2023 at NeoCon」のWinnerなどを受賞している非常に評価の高い製品だと思います。
山人が個人的に考える同製品の魅力は、自分達独自の業務システム体制がつくれるということなのではないかということです。この場合のシステムというのは実戦的なもの、物理的な部分のことで、それこそがまさに働き方なのだということだと思います。しかもそれにこの製品が非常に有効に応えてくれるのだと思います。オフィスの設えを自分に合ったものにカスタマイズする、これはそのワーカーの業務の1つでもあり、職人が自分の道具を自分でつくるような、自分にとっての働き方をつくり上げていくことができるということなのだと思います。
しかもそれが、空間をつくり、その空間に意義を与え、そこに仕事に対する生命のようなものが宿るのではないでしょうか。その中でワーカーはソロワークとチーム活動を行い、エンゲージメントを高めながら、育ち、結果を出し続けることが可能になるのだと思います。「支柱とビームからなるシンプルな構造により、大がかりな建築工事が不要」とありますが、必要によってオフィスのなかに有意義な空間をいくつもつくっていくことも可能なので、1つの成功例ができればそれを比較的簡単にいくつも増やしていくこともできるのではないかと思います。
オフィスはつくった途端に陳腐化すると嘆く企業も多い中、オフィスに生命を与え、オフィスと自らの業務をつくり上げていくことのできる可能性を持つ同製品は、オフィス市場にまた新たな局面をもたらすのではないかと思っています。

オカムラ、第5回「プラチナキャリア・アワード」で優秀賞受賞の記事ですが、プラチナキャリアという言葉に注目しています。企業におけるプラチナキャリアとはどういうものなのか、それをどう生かすのか、これから大いに注目されていくテーマだと思っています。「長期的視点」「自律的な学び」「社会課題解決」を特徴とするキャリア像のことだといいますが、いままでの日本人、日本のワーカーには身につけるには非常に難しいことだったのではないかと思います。企業経営者にとっても発想の転換が求められるのではないかと思います。山人は、本来は企業を超えたもっと人間的なもの、個人的なものだと思いますが、人生100年時代という考え方などを根底にしているようで、少なくともいままでの日本人のキャリア形成だけでなく人生観にも大きな変化をもたらすものであるのではないかと思います。

プラス、「座り方診断~ワークチェアの正しい座り方、選び方教室~」開催への記事ですが、個人的にはこの記事に一番興味を持ちました。

それは、従来のイスの提案ではなく、正しい座り方に注目したところです。個人的な考えですが、イスはイスの世界、領域で終わるのではなく、座り方という別の世界があるのだと思っています。これからはそれが大きな切り口の1つになるのだと思っています。各メーカーのHPに説明文や動画がありますが、これをもっと進めていってほしいと思っています。そこに確実に意味があり、価値があると思います。今回のイベントでプラスがどこまでその切り口で迫るのかに期待してみたいと思います。

(このコラムは、あくまでも山人の主観的なものです。従って各メーカー様には何の関係もありません)

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