カリモク家具、 iF デザインアワード 2023 を受賞
端材を活用したデザイン雑貨・木製小物「Ki Ki Ki」 が
カリモク家具は、トラフ建築設計事務所と共同開発し 2021 年 10 月に発売開始したデザイン雑貨・木製小物「Ki Ki Ki」が、国際的に権威のあるという「iF デザインアワード 2023」のプロダクト分野において「iF デザイン賞」を受賞したことを6月16日に発表しました。
同社によると、ハノーバー(ドイツ)を本拠地とする「iF International Forum Design」は、世界で最も長い歴史を持つ独立したデザイン団体だといいます。毎年優れたデザインを選出し「iF デザインアワード」を授与しているとしています。2023 年度は約 11,000 件にのぼる応募が 56カ国から寄せられ、133 名の専門家による厳正な審査・選定が行われたとしています。
Ki Ki Ki は、「おうちで過ごす時間が長くなった世界中の人々にむけて、日々の暮らしを豊かにするアイテムを提案したい」という思いから生まれたといいます。2018 年スキンケアブランドの店舗内装をきっかけに、家具制作、オフィスデザインなど、多岐に渡り協業してきたトラフ建築設計事務所と開発を進めたとしています。2020 年末から家具購入者を対象とした海外・期間限定ノベルティアイテムとして配布したところ好評を博し、製品化を希望する声に押され、2021 年 10 月の国内外での一般発売に至ったとしています。
「Ki(木)」の集積で作られた木(Ki)のオブジェが、気(Ki)のめぐりを促す」をコンセプトとした丸みを帯びた 3 種のオブジェは、ユニークで個性的な形状。身体にやさしくフィットするため、つぼ押しとしても活用できるといいます。
「Ki Ki Ki」は「森」も意味しているといいます。同社では計画植林された木材や間伐材の積極的な活用といった、木材や森林資源の持続可能性に取り組んでいるとし、同アイテムでは家具製作の過程で排出される端材を材料として活用し、同社独自の高度な木工技術により、繊細で優しいフォルムを実現したとしています。
木と向き合い、時間をかけて、丁寧につくりあげたプロダクト。木の柔らかさとやさしい手触りを持つオブジェが、世界中の人々の豊かで上質な時間に寄り添うとしています。
iF デザインアワードは、1954 年以来、国際的に権威のあるデザインアワードのひとつとして、また iF ロゴは優れたデザインの証として広く認知されているといいます。
この賞は、「プロダクト」「パッケージ」「コミュニケーション」「サービスデザイン」「建築」「インテリア・内装」「プロフェッショナルコンセプト」「UX(ユーザーエクスペリエンス)」「UI(ユーザーインターフェース)」の 9 つの分野で構成されているとしています。
◆Products
Ki-01
W69×D69×H200(mm)
Ki-02
W85×D85×H120(mm)
Ki-03
W53×D53×H160(mm)
素材 : 集成材(ナラ / ウォールナット / サペリ / チェリー / メープル)
価格 : 各 8,470 円(税込)
デザイン : トラフ建築設計事務所
製造 : カリモク家具株式会社
◆トラフ建築設計事務所について
鈴野浩一(すずの こういち)氏と禿真哉(かむろ しんや)氏により 2004 年に設立。建築の設計をはじめ、インテリア、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加など多岐に渡り、建築的な思考をベースに取り組んでいます。主な作品に「テンプレート イン クラスカ」「NIKE 1LOVE」「港北の住宅」「空気の器」「ガリバーテーブル」「Big T」などが挙げられます。
(画像はカリモク家具様より頂戴いたしました)