イナバインターナショナル、オルガテック東京2023で働き方の多様性とオフィスの音対策を提案

ビズブレイク15ミニッツとビズブレイク30ミニッツのプロトタイプなどを展示

イナバインターナショナルは、2023 年 4 月 26 日(水)から28 日(金)の 3 日間、東京ビッグサイトで開催されたオルガテック東京 2023 に出展しました。

イナバインターナショナルのブース

同社は、「働き方の多様性とオフィスの音」をテーマに、オフィスの音問題を解決しつつ、働き方の多様性に即応したワークプレイス提案を行ったとしています。
サイレントブースBizBreak(ビズブレイク)シリーズやヤマハとの協業開発である音対策YURT(ユルト)ブース、「共創」・「協働」をサポートする家具、これからのオフィス運用に欠かせない座席予約システム「ホテリングシステム」等を展示しました。

イナバインターナショナルのブース②

具体的にはブースを①サウンドソリューションエリア②協働エリア③YAMAHA音対策エリア④共創エリアの4つのエリアと特別展示で構成しました。各エリアの主な内容は以下のとおりです。

① サウンドソリューションエリア

① サウンドソリューションエリアでは、KEN OKUYAMA DESIGNがデザイン監修したオフィスの音環境を解決するサイレントブース「BizBreakシリーズ」を紹介。業界最小クラスの「小型ブース」のプロトタイプも展示しました。
「小型ブース」のプロトタイプは、2023年7月発売予定の「BizBreak 15 minutes(ビズブレイク15ミニッツ)」と「BizBreak 30 minutes(ビズブレイク30ミニッツ)」。
同社は、アフターコロナを見据え、センターオフィスに人が戻りつつあるといいます。しっかりと根付いたリモート会議は、今のオフィスシーンに不可欠なものになったとしています。
同2製品は『「ちょっといいかな?」がすぐできる』がキャッチフレーズ。今のビジネスシーンに求められている、頻度を高め、短くフェーズ合わせをしていくミーティングには最適サイレントブースだといいます。既存のオフィスという制約条件の中、ベストフィットなサイレントブースだとしています。

「ビズブレイク15ミニッツ)」と「ビズブレイク30ミニッツ」


ビズブレイク15ミニッツは、ちょっとした打ち合わせや情報共有が思いついたタイミングで気軽にできるといいます。昇降式のスタンドスツールの作用でスペース効率に優れ、前を向いたままブースから出ることが可能な設計は今までにないアクティブな働き方をデザインするとしています。
ビズブレイク30ミニッツは、洗練されたデザインのサイレントブースだといいます。綿密に設計された窓は採光に優れ、圧迫感を感じにくいスタイリッシュなデザインで、オフィスに良質な個室空間を提供するとしています。

既存のビズブレイクシリーズでは「BizBreak(ビズブレイク)」と「BizBreak monju(ビズブレイクモンジュ)」を展示しました。
ビズブレイクは、Inabaのエクステリアで培った剛性構造と、KEN OKUYAMA DESIGNが生み出すデザインの融合した製品だといいます。

「ビズブレイク」

特徴は①優れた吸音性能=ドアパネルの内側にウレタンを入れ、室内側を有孔仕様にすることで内部からの音が外に漏れにくく、吸音効果が期待できるといいます。②天板形状=天板が体を包み込むような形状をしていて、机上面を広く使って作業することができるとしています。③コードホールパネル=配線処理が可能なコードホールが付いたパネルだといいます。ブースの配置場所によって取付場所の変更が可能だとしています。
ビズブレイクモンジュは、Inabaの技術力とKEN OKUYAMA DESIGNがコラボレーションしたサイレントブース。オフィスを革新する計算された六角形が最適なスペース効率と高い居住性を実現するといいます。3人でのWeb会議にも、2人での1on1ミーティングにも使用可能だとしています。
今回の展示では、別注対応により表面シートの柄デザインを自由にカスタマイズ可能だというデザインシートを施した製品なども展示しました。

「ビズブレイクモンジュ」

② 協働エリア

② 協働エリアでは、知識や経験を共有できる場として、今年発売のオフィスデスクや同社を代表するオフィスチェアを展示しました。
その中で、「Leggero(レジェロ)」はレイアウトも、配線も、オプションも自由に選ぶことができ、働き方に合わせてフレキシブルに対応するというオフィスデスク。ワイヤリング機能にもすぐれていて、細くスタイリッシュな脚部は同社の板金加工技術を駆使したスチール製で、その内部に配線を通すことでスッキリとした外観を保つとしています。

「レジェロ」

③ YAMAHA音対策エリア

③ YAMAHA音対策エリアでは、「ヤマハの平面スピーカー」とイナバのローパーティションブース「YURT(ユルト)」や「BizBreak(ビズブレイク)」を組み合わせた音対策を提案しました。
平面スピーカー「YFS」は、ミーティングブースやスクリーンとの組み合わせに適した、薄くて軽い、紙でできたヤマハ独自の平面スピーカー「flatone™」を採用。

「平面スピーカー『YFS』内蔵ミーティングブース」


「平面スピーカー『YFS』内蔵ミーティングブース」は、指向性の高い平面スピーカーと、吸音性の高いミーティングブースを組み合わせることで、スピーカー音量を下げても打ち合わせ先の音声がはっきり聞こえるようになり、周囲への音声漏えいが抑制されるといいます。
「スピーチプライバシースクリーン」は、ヤマハ独自のマスキング音を可動式パーティションから再生することで、オープンスペースにあるミーティングエリアのプライバシーレベルを音と視線の両方から高めるとしています。

④ 共創エリア

④ 共創エリアでは、アイデアや発想、イノベーションを生み出すモニタースタンドやテーブルチェアセットを展示しました。また、同エリア内で、座席予約システム「ホテリングシステム」を導入した企業の声を動画で紹介しました。

「PT‐700」


「ホテリングシステム」は、オフィスレイアウト図面をベースに、座席をブロックごとに範囲指定し、自宅などから指定した範囲の座席を予約することが可能なシステムだといいます。

特別展示では、エイジング加工を施した「Telio(テリオ)」を展示しました。

エイジング加工を施した「テリオ」

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