オカムラ、「iFデザインアワード2023」を受賞
オーシー、アップリング、パラベルチェアの3製品が
オカムラは、ポータブルバッテリー「OC(オーシー)」と3Dプリンターで製作するバイオマスプラスチック素材の家具「Up-Ring(アップリング)」、在宅ワーク向けファニチュア「Parabel(パラベル)」チェアが、国際的に権威あるドイツの「iF DESIGN AWARD 2023(iFデザインアワード2023)」を受賞したことを5月12日に発表しました。
「iFデザインアワード」は、ドイツのハノーバーを本拠地とするiF International Forum Design GmbHが主催し、毎年優れたデザインに与えられる国際的に権威ある賞のひとつだといいます。今回は、56の国や地域から10000点を超える応募があったとしています。
受賞したポータブルバッテリー「OC」は、これまで2022年ドイツ「レッドドットデザイン賞」における2部門、ドイツ「UNIVERSAL DESIGN competition 2022」における「UNIVERSAL DESIGN EXPERT」を受賞、「2022年度グッドデザイン賞」にて「グッドデザイン・ベスト100」に選出されているといいます。3Dプリンターで製作するバイオマスプラスチック素材の家具「Up-Ring」は、「2022年度グッドデザイン賞」を受賞、在宅ワーク向けファニチュア「Parabel」チェアは、2022年「第16回キッズデザイン賞」にて「奨励賞 キッズデザイン協議会会長賞」を受賞していて、今回受賞の3製品は国内外で高い評価を獲得しているとしています。
受賞製品の概要
ポータブルバッテリー「OC(オーシー)」
「OC」は、ワーカーに必要な電力量を十分に充電し持ち運べるバッテリーだといいます。満充電で、ノートPCでは3.5回分、スマートフォンでは14回分を給電することが可能だとしています※。簡単に持ち運びができ、電源コンセントの設置が少ない場所や配線が難しい場所でも、4口の給電口(USB)からさまざまなデバイスを同時に給電することができるとしています。オフィスで使用することを想定し、多人数が使用し複数台が並ぶときに整然と見えるニュートラルでシンプルなデザインだといいます。災害時は非常電源として使用でき、BCP対策としても活用できるとしています。
※ノートPCは50Wh、スマートフォンは12Whの容量を想定。
3Dプリンターで製作するバイオマスプラスチック素材の家具「Up-Ring(アップリング)」
「Up-Ring」のチェアとテーブルは、3Dプリンターで製作するバイオマスプラスチック素材の家具だといいます。3Dプリンターによる生産は、金型が不要なため生産準備段階での費用削減を図ることができ、製造時の無駄な材料消費、騒音、消費電力を抑え、1台でも生産が可能だとしています。材料となるバイオポリエチレンは、サトウキビから作られていて、サトウキビは生育の過程でCO2を吸収(固定)するといいます。石油化学系ポリエチレンに比べてCO2発生量を70%も削減し、温暖化防止等に貢献するとしています。
在宅ワーク向けファニチュア「Parabel(パラベル)」チェア
「Parabel」チェアは、機能性と安全性を兼ね備えた、家のインテリアになじむナチュラルなデザインの在宅ワーク向けファニチュアだといいます。オフィスと変わらず快適に働けるようコンパクトながらも優しく包み込むような座り心地を実現するとしています。張材が防汚加工でメンテナンスがしやすいタイプや、座面カバーを取り外して洗濯できるカバーリングタイプがあるといいます。機構部を樹脂カバーでふさいでいるため、子どもが手で触れても安心だとしています。
「iF DESIGN AWARD(iFデザインアワード)」の概要
「iFデザインアワード」は、1954年以来、国際的に権威のあるデザインアワードのひとつとして、またiFロゴは優れたデザインの証として広く認知されているといいます。 この賞は、「プロダクト」「パッケージ」「コミュニケーション」「サービスデザイン」「建築」「インテリア・内装」「プロフェッショナルコンセプト」「UX(ユーザーエクスペリエンス)」「UI(ユーザーインターフェース)」の9つの分野で構成されているとしています。
(画像はオカムラ様リリースより)