東京オフィストレンド オフィス家具週間トレンド報告
4/3 ~4/9、オフィス家具業界の主なハイライト(+コラム)
【今週の目次】
② コクヨ、東京品川オフィス「THE CAMPUS」内にオープンコミュニケーションホール「CORE」をオープン
⑥ コクヨ、オフィス家具見本市「オルガテック東京2023」出展へ
⑦ プラス、オフィス家具見本市「オルガテック東京2023」に出展へ
⑩ コクヨ、「THE CAMPUS」で、「PASS THE BATON MARKET Vol.11」を共催
⑪ ライオン事務器、『ナビリオン・カタログ Vol.29』を発刊
⑫ オフィスバスターズ、「NOPLA ONE」がソーシャルプロダクツ賞を受賞
+注目のコラム オフィス山人の少し深堀り
内田洋行、2023年度入社式を挙行
大久保社長が祝辞
2023年4月3日から4月9日までのオフィス家具業界の主なハイライトについては、内田洋行は4月3日、新川本社で入社式を行ったといいます。
66名の新入社員に向けた代表取締役社長・大久保昇氏の挨拶(要旨)は以下のとおりだとしています。
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。今日から、66名の皆さんが、内田洋行の社員、内田洋行グループ社員の一人として社会人の仲間入りをされましたことを心から歓迎いたします。
内田洋行のルーツは満鉄にあります。満鉄は日露戦争後の1906年に中国東北部に設立された国策会社「南満州鉄道」の略称で、中国での鉄道、炭鉱、都市づくりなど数々の事業を担っていました。その社員であった創業者が、満鉄が必要とする測量・製図機器を提供する会社として1910年(明治43年)中国・大連で創業し、2023年で113年を迎えました。戦後は学校教育分野に事業を広げ「科学技術立国の実現」による日本の復興を目指し、1962年には、純国産初の小型電子計算機の製造販売事業にもいち早く参入、日本の発展とともに多くの事業を拡大させていきます。内田洋行グループは、このようなさまざまな市場への“開拓精神”をDNAとしており、当時、誰もが考えていなかった「新たな市場を創る」ことに挑戦してきた会社なのです。
しかし、決して順風満帆に進んだわけではありません。バブル期以降は売上の停滞に苦しみ、リーマンショックでは大きな打撃を受けました。その後社内のリソースを活かすグループ経営への転換により、ICTの事業再構築で大きく成長へと舵を切り、今日では、売上の構成比ではICT関連のビジネスが65%、環境ビジネスが35%で、民間と公共の両方の市場に強みを持つ企業となりました。この3年間で過去最高益の更新や、情報関連事業の拡大などICT分野の成長を遂げています。
本日入社を迎えた皆様は、非常に困難なコロナ禍のパンデミックを抜けた第一号入社として、新たな世界を切り開いて下さる世代になると考えています。
少子高齢化が最速に進む国として、急速な生産年齢人口の加速度的減少からさらに困難な時代を迎えるのは、統計的に逃れられない必然なことであります。この克服のためには、良質なデータとそのデータを活用する人が欠かせません。これからは「人とデータの時代」が到来するのです。
今や、OpenAI社が開発したChat GPTの公開以降、新たな生成AIについて利活用方法などが模索されています。人間の言葉を集めて、人間のように文章を真似て、作成する力に長けており、世界中の言語化がさらに深化するのではと期待しています。人間が持っている能力と様々な環境が作り出す一つの出来事として、今後もICTが世界を拡張していくなかで、内田洋行はそれらを使い続ける人やデータに着目して事業を展開していきます。
さて、皆さんは新しい職場のなかで、様々な世代の先輩や組織の価値観、言語やルールに触れると思います。113年の歴史や気概は入社してきて下さったことで感じて頂けると思います。入社して3年間は貪欲に、様々な事象を受け止めて欲しいと願っています。そしてフレッシュな目で今後も社会から期待される会社であり続けるために、内田洋行が提供すべき価値はどこにあるのか、組織だけではなく、お客様とともに常に考えてビジネスを変えていってほしいと思います。人間には適応力や進化に対応する環境対応力が備わっています。
内田洋行のコーポレートビジョン「情報の価値化と知の協創をデザインする」とは、お客様の持つ膨大な情報の価値を活かすとともに、人々が持つ知恵をともに高め、未来の社会課題に対応した変革を支援し、貢献していくことです。
創業113年間、変わらず続けてきた事業の思いが息づいています。
本年、入社いただいた皆さんとは、これからの社会の変革に向けて一緒に挑戦を続けていきましょう。
コクヨ、東京品川オフィス「THE CAMPUS」内にオープンコミュニケーションホール「CORE」をオープン
コクヨは、東京品川オフィス「THE CAMPUS」内のイベントホール「コクヨホール」を改装し、コクヨの情報発信の中心となる新たなオープンコミュニケーションホール「CORE」と名付け、オープンしたことを4月7日に発表しました。
「CORE」は、セミナーなどの従来のビジネスイベントはもちろん、街に開いたカルチャーイベントなどコクヨ主催/共催での様々な発信を通し、リアルな環境ならではのコミュニケーションの価値を見出せる場所となることを目指すとしています。
「CORE」は旧来の一方向型コミュニケーションを取るホールから、求心型や双方向型など様々な「発信」の在り方を可能にしたオープンコミュニケーションホールだといいます。また、多様な個性が集い、混ざり合うことによって、新たな共感を「広げる・広がる」ことを目指しているとしています。さらに、リアルで集まる意味を最大化、コロナ禍で多様化した働き方、暮らし方に合わせたハイブリットな人とのつながり方を強化でき、多様なアクティビティに活用できるホールへとアップデートを行ったとしています。
コクヨは「CORE」を通して、リアルな環境ならではのコミュニケーション、人とのつながりの価値を見出し、同社のもつバリューである「体験デザイン」「実験カルチャー」を体現していくとしています。
コクヨ、バカリズム氏を起用し新 TVCM シリーズ開始
コクヨは、顧客や社員をはじめとするすべてのステークホルダーに向けて、コクヨのパーパス(存在意義)である「ワクワクする未来のワークとライフをヨコクする。」の理解浸透を目的に、新たなTVCMシリーズを4月5日(水)から放映開始しました。また、交通広告、Webサイト、記念商品などでプロモーションを展開するとしています。
今回のプロモーションでは、顧客、社員をはじめすべてのステークホルダーへのパーパスの理解浸透を目的とし、「コクヨ=文具の会社から、“WORK&LIFE STYLE Company”というイメージへの転換」、「社員が挑戦したいことを“ヨコク”できる有言挑戦体質への転換」を目指しているとしています。
今作は、「ヨコクがある。未来は明るい。さあ、言葉にすることから始めよう。」をキーメッセージに、コクヨ社員自らが「ヨコク」を宣言しているといいます。社員にインタビューするナビゲーターとして、マルチな才能で幅広い層から人気を誇るバカリズム氏を起用。また、企業ブランドCMとしては約20年ぶりに「コクヨのヨコク」のジングルを使用しているとしています。
イトーキ、サリダ「YL5A」を発売
イトーキは、サリダチェアコレクションから在宅ワークに最適だというシンクロロッキング機能付きメッシュチェア「YL5A」を4月6日(木)に発売しました。
「YL5A」は、背座が連動して動くシンクロロッキングや上下可動ができるランバーサポート、アジャスタブル肘など、在宅ワークに必要な機能が豊富に備わったワークチェアだといいます。
大きすぎないサイズ感と爽やかな印象のストライプメッシュで、快適な作業環境を提供するとしています。
イトーキ、サリダカストルとサリダポルックスを発売
イトーキは4月7日、在宅ワーク向けチェアの新商品として、「SALIDA Castor」(サリダ カストル)、「SALIDA Pollux」(サリダ ポルックス)を発売しました。
同社は、ハイブリッドワークが社会的に普及している今、リビングやダイニングでの在宅ワークの快適性がより重視されるようになったといいます。今回発売する「サリダ カストル」「サリダ ポルックス」は、コンパクト設計や、木製脚の採用など暮らしに馴染むデザインが特徴的なチェアだとしています。
在宅ワークだけでなく、くつろぎや趣味の時間など、さまざまなシーンで快適に使用できるとしています。
コクヨ、オフィス家具見本市「オルガテック東京2023」出展へ
コクヨは、2023年4月26日から28日までの3日間、東京ビッグサイト(西1・2ホール)で開催される、世界規模のオフィス家具見本市「オルガテック東京2023」に出展することを4月4日に発表しました。
同社ブースでは、「いっしょにつくろう。」をキーワードに、デジタルファブリケーション技術を活用した、オリジナルの内装空間やアート、家具づくりの取り組みを紹介するといいます。
同社は、顧客やパートナーとともにプロトタイピングを繰り返しながら、顧客ごとのニーズに応えるモノづくりを行うスタジオ「(0,0,0)studio genten(スタジオゲンテン)」を、2022年11月にコクヨ東京品川オフィスTHE CAMPUS内に開設したといいます。
同社によると、ハイブリッドワークの浸透に伴って “集まりたくなるオフィス”という心理的側面がより求められていますが、木素材による温かみや安らぎ、オリジナルかつ理想とする環境づくりが、働く環境のさらなる価値向上につながると考えているとしています。
同社ブースでは、スツールなどの製品のパーツとデジタル木材加工機ShopBotで加工された木材を組み合わせた家具づくりなど、同社の取り組みを紹介する他、実際に体験できるワークショップも開催するとしています。
プラス、オフィス家具見本市「オルガテック東京2023」に出展へ
プラスは、2023年4月26日(水)から28日(金)までの3日間、東京ビッグサイトで開催される国内最大級のオフィス家具見本市「オルガテック東京2023」に出展することを4月6日に発表しました。
同社によると、昨今、ハイブリッドワークの浸透で、「働く場」と「生活の場」はシームレスに繋がってきているといいます。
そこでプラスは、ワークとライフ、それぞれに寄り添い、幅広い提案領域で顧客をサポートするという意図を込め、展示コンセプトを「with PLUS」と設定したとしています。オフィスシーンはもちろん、在宅ワークシーンや海外ブランドアイテムなど、さまざまなアイテムを提案するとしています。
ライオン事務器、『オルガテック東京2023』出展へ
ライオン事務器は4月26日から28日までの3日間、ドイツ発の国際オフィス家具見本市『オルガテック東京2023/ワークプレイス トレードショー』に出展することを4月7日に発表しました。
「My Favorite Office」をテーマに、多様な働き方に寄り添う魅力的な空間づくりを提案するといいます。
木質で統一した居心地の良いオープンスペースや、自然と人が集まりたくなるシンボリックなカフェスペース、屋外用家具を思わせるデザインを用いた非日常感を味わえるロースタイルワークなど、ワーカーのエンゲージメント向上や働くモチベーションを上げる創造的なワークスペースを再現し、実際に体感できるとしています。
カリモク家具、オルガテック東京 2023出展へ
カリモク家具は、2023 年 4 月 26 日(水)から28 日(金)の 3 日間、東京ビッグサイトで開催されるオルガテック東京 2023 に出展することを4月4日に発表しました。
同社は、「なんでも作るよ」をコンセプトに、国産未利用材活用や様々なコラボレーターと手掛けてきた 21 件のプロジェクト実例をもとに、家具製造に留まらない同社のものづくりと、背景にある技術や企業姿勢を紹介するとしています。
展示ブースは、異なるテーマが設定された6つのブロックで構成。各ブロックでは、国産未利用材を採用した昇降テーブル、国内初披露となる塗装色を含む ZAHA HADID DESIGN とのコラボレーションプロジェクト「SEYUN」や、同社のオフィスのひとつである「K-Studio」をモデルにしたオープンオフィス空間、そして他企業や地方自治体、アーティストといった様々なコラボレーターと手掛けてきた 21 件におよぶプロジェクトを紹介するといいます。プロダクトデザイナーの小宮山洋氏のディレクションのもと、木を活用して様々なプロダクトを手掛けてきた同社の軌跡と技術力を表現するとしています。
コクヨ、「THE CAMPUS」で、「PASS THE BATON MARKET Vol.11」を共催
コクヨは、2023年4月15日(土)と16日(日)に、株式会社スマイルズが運営するニューサイクルコモンズ「PASS THE BATON」が主催する「PASS THE BATON MARKET Vol.11」を、みんなのワーク&ライフ開放区「THE CAMPUS」で共催し、販売ブースの出展とワークショップを実施することを4月4日に発表しました。
今回、コクヨの出展エリアでは、季節限定商品やエコフレンドリー素材を採用したアイテム等が並ぶといいます。また、「捨てない社会」の実現に向けて活動を広げていきたいという想いを込めて、活動趣旨に共感した社外パートナーと一緒にユニークな訳あり品や取り組みを紹介する企画もトライアルするとしています。ワークショップでは、オフィス家具の製造過程で発生してしまう端材を文具アイテムへアップサイクルするとしています。
ライオン事務器、『ナビリオン・カタログ Vol.29』を発刊
ライオン事務器は、同社の通販「ナビリオン(NAVILION)」の最新刊「ナビリオン・カタログ Vol.29」を、4月1日に発刊したことを4月3日に発表しました。
巻頭特集では様々な利用シーンに応じたおすすめアイテムをピックアップして紹介しているといいます。
「オフィスの健康」特集の他、「キッズスペース向け商品」、「観光施設・ホテル向け商品」等、お役立ち商品を多数掲載しているとしています。
定番掲載品「メーカー直送オフィスファニチュア」には新商品を追加し、より一層の充実をはかったといいます。軽量で簡単に組み立てできる「ELANSA ローパーティション」や、集中したい作業に適した「ELANSA パーソナルブース」等、オフィスの利便性を高めるアイテムを新規に取扱いするとしています。
オフィスバスターズ、「NOPLA ONE」がソーシャルプロダクツ賞を受賞
オフィスバスターズは、SDGsに取り組むすべての企業に向けて誕生したという”すわることがエコになる”約90%の素材が再利用可能な脱・プラスチックチェア「NOPLA ONE」が、ソーシャルプロダクツ・アワード2023にてソーシャルプロダクツ賞を受賞したことを3月29日に発表しました。
注目のコラム オフィス山人の少し深掘り
今週まず注目した記事については、内田洋行、2023年度入社式を挙行です。同社は4月3日、新川本社で入社式を行い、66名の新入社員に代表取締役社長・大久保昇氏が挨拶をおこなったといいますが、今回概要を全文掲載させていただきました。
大久保氏は、最初に歓迎の意を述べられ、満鉄から始まる同社の歴史、沿革を述べられた後、バブル以降やリーマンショックでの大きな打撃をうけて以降、社内のリソースを活かすグループ経営への転換により、ICTの事業再構築で大きく成長へと舵を切り、今日では売上の構成比ではICT関連のビジネスが65%、環境ビジネスが35%で、民間と公共の両方の市場に強みを持つ企業となったとしました。
今年の新入社員を非常に困難なコロナ禍のパンデミックを抜けた第一号入社とし、新たな世界を切り開く世代だといいます。そして、少子高齢化など多くの課題を持つ日本には良質なデータとそのデータを活用する人が欠かせないとし、これからは「人とデータの時代」が到来するとしました。さらに、Chat GPTなどを例に、今後もICTが世界を拡張していくなかで、内田洋行はそれらを使い続ける人やデータに着目して事業を展開していくとして、同社や日本の方向性を示しました。
最後に同社のコーポレートビジョン「情報の価値化と知の協創をデザインする」とは、顧客の持つ膨大な情報の価値を活かすとともに、人々が持つ知恵をともに高め、未来の社会課題に対応した変革を支援し、貢献していくことだとして、しっかりと意味づけと意識づけをし、これからの社会の変革に向けて一緒に挑戦を続けていこうとしめくくりました。
この祝辞を読んで感じたことは、日本人である我々一人ひとりがこれらの現状と未来をどれだけ実感しているのだろうということです。この祝辞に接し、本当にそのような時代が来ているということを改めて実感したように思います。同時に歴史、沿革、現状を分析し、課題と解決の方法、未来への方向性を熱を込めて語られた同社の入社式のこの祝辞を是非ご紹介したいと思い掲載させていただきました。
コクヨ、東京品川オフィス「THE CAMPUS」内にオープンコミュニケーションホール「CORE」をオープンの記事ですが、旧来の一方向型コミュニケーションを取るホールから、求心型や双方向型など様々な「発信」の在り方を可能にしたオープンコミュニケーションホールだといいます。また、多様な個性が集い、混ざり合うことによって、新たな共感を「広げる・広がる」ことを目指しているとしています。さらに、リアルで集まる意味を最大化、コロナ禍で多様化した働き方、暮らし方に合わせたハイブリットな人とのつながり方を強化でき、多様なアクティビティに活用できるホールへとアップデートを行ったとしています。
同社は、コロナ禍が収束することを見越して、工事を進めていたのだと推測します。もちろんその目指したリアルはコロナ以前のリアルではないと思います。さらに、新たな可能性を探るためにこのCOREは大きな役割を期待されているのではないかと思います。
さらにTHE CAMPUSで醸成されたエネルギーを世の中に向けて拡散していく拠点として、人や情報の熱量が集約・凝縮され新たな形で世の中に広がっていく起点となることを目指し、とありますが、同社の創造、発信のプロセスを担う大きな場であるということなのだと思われ、今後の活用に注目したいと思います。
コクヨ、バカリズム氏を起用し新 TVCM シリーズ開始の記事ですが、「コクヨ=文具の会社から、“WORK&LIFE STYLE Company”というイメージへの転換」、「社員が挑戦したいことを“ヨコク”できる有言挑戦体質への転換」を目指している、とあります。
「有限挑戦体質への転換」という言葉にいかにも同社らしさを感じます。TVというメディアはだんだんと見られなくなっていくともいわれますが、反面、面白いコンテンツはどのようなメディアでも世界が注目する時代だと思います。山人は、キービジュアルの「!?」を「ビックリハテナ」と読むのも恥ずかしながら初めて知ったのですが、どんどん言葉に出してユニークな挑戦を続け、顧客との間、世界との距離を詰めていき、価値を共有してほしいと考えています。しかも、ここで話される一見ユニークで荒唐無稽な「ヨコク」はあながち実現不可能なことでは、ないのではないかとも思います。コクヨだったらこれくらいのことはやるだろうとすでに思わせるところもあるのが、同社の魅力なのかもしれません。
イトーキ、サリダ「YL5A」を発売の記事ですが、同社はコンシューマー向け事業において業界でも草分け的な企業ではありますが、ここに来てさらに強化をしているのではないかと思われます。
「YL5A」は、リモートワークを快適にするという謳い文句のとおり、多彩な機能とリーズナブルな価格で、低価格なエントリーモデルにおいてもシェアを広げるような戦略を持ってきているのではないかと思います。確かな技術と背景を持ったメーカーが低価格のゾーンにも提案を行うことで、リモートワーク市場に選択肢が広がることが、ユーザーにとっては良いことなのではないでしょうか。市場に厚みが出ることで、ユーザーの購買意欲を喚起してほしいと思います。
イトーキ、サリダカストルとサリダポルックスを発売の記事ですが、サリダ「YL5A」に続いての発売になる、在宅ワークからプライベートまでをカバーする木製脚チェア2タイプの発売です。今までのサリダチェアはオフィスチェアタイプのものばかりだったと思われますが、今回はインテリアテイストを持ったタイプがラインアップに加わったということだと思います。
コンパクト設計や、木製脚の採用など暮らしに馴染むデザインが特徴的なチェアだとしていて、在宅ワークだけでなく、くつろぎや趣味の時間など、さまざまなシーンで快適に使用できるとしていますが、コンパクト設計や木製脚の採用など在宅ワーク用チェアの提案として、必須なものを備えていると思われます。
天然木製の脚は、暖かみのある木目を活かした自然オイル仕上げで上品な印象を与え、家具としての存在感を演出するとしていて、機能だけではなくインテリアテイストを持つことで、ワークのみならず、前述のように、在宅でのいろいろなシーンに期待できるのではないかと思います。
(このコラムは、あくまでも山人の主観的なものです。従って各メーカー様には何の関係もありません)