コクヨ、東京品川オフィス「THE CAMPUS」内にオープンコミュニケーションホール「CORE」をオープン
リアルに集う価値を最大化
コクヨは、東京品川オフィス「THE CAMPUS」内のイベントホール「コクヨホール」を改装し、コクヨの情報発信の中心となる新たなオープンコミュニケーションホール「CORE」と名付け、オープンしたことを4月7日に発表しました。
「CORE」は、セミナーなどの従来のビジネスイベントはもちろん、街に開いたカルチャーイベントなどコクヨ主催/共催での様々な発信を通し、リアルな環境ならではのコミュニケーションの価値を見出せる場所となることを目指すとしています。
同社によると、コクヨの東京品川オフィス「THE CAMPUS」は、2021年2月のオープン以来変化を続け、2022年6月には「THE CAMPUS Phase02」として「オフィスに集い、より深くつながる」をコンセプトに第二期工事を行ったといいます。その最終工程として、THE CAMPUS内で唯一の遊休空間となっていたイベントホール(通称:「コクヨホール」)の改装に着手。このほど、新たにネーミングを「CORE」として、THE CAMPUSの「街に開く」「つながる」「広がる」という文脈に合わせたホールをオープンしたとしています。
「CORE」は旧来の一方向型コミュニケーションを取るホールから、求心型や双方向型など様々な「発信」の在り方を可能にしたオープンコミュニケーションホールだといいます。また、多様な個性が集い、混ざり合うことによって、新たな共感を「広げる・広がる」ことを目指しているとしています。さらに、リアルで集まる意味を最大化、コロナ禍で多様化した働き方、暮らし方に合わせたハイブリットな人とのつながり方を強化でき、多様なアクティビティに活用できるホールへとアップデートを行ったとしています。
コクヨは「CORE」を通して、リアルな環境ならではのコミュニケーション、人とのつながりの価値を見出し、同社のもつバリューである「体験デザイン」「実験カルチャー」を体現していくとしています。
■「CORE」の特徴
方向性を問わないすり鉢状の空間
あえてステージの正面は作らず、すり鉢状の空間にすることで、求心型や双方向型など、様々な方向からのアプローチを可能にしたといいます。用途に応じて、いすや机などのレイアウトは自由に組むことができ、いすを無くしてスタンディングパターンとするなど、自由度の高い空間使いが可能だとしています。
没入感のある大型LEDビジョン
ハイブリッドなつながりや発信を実現するため、200インチの大型LEDビジョンを4面配置したといいます。さらに、平時は画家・中山晃子氏のコミッションワークによる映像作品『呼吸する時計』をLEDビジョンに投影。動きのあるものを常時取り入れることで、窓のないホール内で「時の移り変わり」を表現したとしています。
中山晃子氏 プロフィール
画家。液体から固体までさまざまな材料をあつかい絵を描く「Alive Painting」というパフォーマンスを行うといいます。あらゆる現象や現れる色彩を、生物や関係性のメタファーとして作品の中に生き生きと描くとしています。様々なメディウムや色彩が渾然となり変化していく作品は、即興的な詩のようでもあるといいます。近年ではArs Electronica Fes (オーストリア リンツ)、MUTEK モントリオール等などがあるとしています。
■「CORE」の名称の由来
アナログだからこそできるリアルな空間の共有と、この場所だからこそ体感できるダイナミックなデジタル表現を用いて、コクヨの情報発信の「中心」となれるような場所でありたいという意味を込めて、「CORE」とネーミングしたといいます。
また、THE CAMPUSで醸成されたエネルギーを世の中に向けて拡散していく拠点として、人や情報の熱量が集約・凝縮され新たな形で世の中に広がっていく起点となることを目指し、地球の「核」のような熱を帯びた場所でありたいという思いも込められているとしています。
■「CORE」の使用イメージ
単なるイベントスペースではなく、平時はワークラウンジとしても利用できる設計となっているといいます。セミナーのような一般的なビジネスイベントはもちろん、街に開いたカルチャーイベント、双方向型のコミュニケーションが可能なギャラリーや展示会、商談会などの開催も想定していて、従来のホールの用途にとらわれないアクティビティが「CORE」で生まれることを期待しているとしています。
■「CORE」の施設情報
・名称:CORE(コア)
・所在地:東京都港区港南1丁目8番35号北館2階
・面積:308㎡(倉庫、バックヤード等含まず)
・最大収容人数:175席(着座/セミナー形式想定)
※現時点で、一般の顧客への貸し出しは予定していないといいます。
■参考:「THE CAMPUS」について
「THE CAMPUS」は、コクヨ東京品川オフィス及び東京ショールームの自社ビルをリニューアルし、2021年2月15日に“みんなのワーク&ライフ開放区”として開業したといいます。コクヨが「NEXT EXPERIENCE」(=長期的視点で社会課題解決に取り組んでいくこと)の活動を通じて、未来につながる価値を探究するため、様々な専門性や経験を持つ人々と全館通して実験・実践する場所となることを目指しているとしています。
自社のオフィスに加え、顧客や地域の人々が利用できるエリアを併設していて、創造性を刺激するコクヨ製品を取り扱ったショップ、多様な交流や発見をもたらすイベント、心身を満たす食の提供、感性に訴求するアートや緑を通して、働くことや暮らすことをより豊かにする学びや気づきを提案しているとしています。
(画像はコクヨ様リリースより)