コマニー、全組合員を対象に賃金の引き上げを実施

全組合員平均賃上げ率3.84%、新卒初任給も引き上げて優秀な人材採用拡大へ

コマニーは、 2023年4月の給与から全組合員を対象に平均10,233円(賃上げ率3.84%)の賃上げを行い、新卒初任給も9,000円引き上げることを決定したことを3月31日に発表しました。

経営の理念「全従業員の物心両面の幸福(しあわせ)」の実践として

同社は経営の理念として「全従業員の物心両面の幸福(しあわせ)を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献する」を掲げており、2018年9月に制定した「COMANY SDGs ∞(メビウス)モデル」では、関わるステークホルダーに従業員を挙げ、従業員が幸福になることで技術革新が生まれ、お客様や社会に貢献することができると考えているといいます。
そのためには、従業員が自社に愛着を感じ、希望が持て、安心して将来を預けられるWell-beingな企業を実現するために、常に明るく前向きに活動できる組織風土作りを目指しているとしています。その一環として、近年の食料品やエネルギー価格の値上げによる対策はもちろん、ライフイベントなどに合わせて不安なく過ごせる給与制度とするために賃金の引き上げを実施するとしています。

  1. 賃金の引き上げについて  全組合員を対象に、平均10,233円(賃上げ率3.84%)の賃上げを実施するといいます。  ※若年層に対する賃上げに配慮を行い、最大で14,600円(賃上げ率7.26%)の賃上げを行う事になるとしています。
  2. 新卒初任給の引き上げについて

実施時期 2023年4月から
新卒初任給 見直し前から9,000円増
修士課程卒 : 218,000円
大学卒   :210,000円
短大・高専卒:192,000円
高校卒   :182,000円
   ※上記基本給の他に、採用地域別の「地域手当」が支給されるといいます。

  1. 高卒の新卒社員が能力を発揮しモチベーションのあがる制度へ

高校卒の初任給については二年連続の引き上げとなり、一昨年からは17,000円の増加となるといいます。なお、高校卒でも初任給を積極的に引き上げる事で、自助努力や貢献度合により、大学卒の同年齢者と同水準になる制度設計としているとしています。

■COMANY SDGs ∞(メビウス)モデルについて

SDGsを経営に実装し社会課題を解決することを通じて企業価値を最大化し、同社の目指す「関わるすべての人の幸福に貢献する経営」を行うために作成した価値創造モデルが「COMANY SDGs∞(メビウス)モデル」だといいます。(山人注:右側にプロダクト・サービス、左側にガバナンスを設定しています)プロダクト・サービス(右側)では同社の事業領域や顧客において、ガバナンス(左側)では関わる各ステークホルダーの幸福において、ぞれぞれのSDGsのどのGoalの実現によって貢献できるかを表しているとしています。
「関わるすべての人の幸福に貢献する経営」を実現するために、「ガバナンス」と「プロダクト・サービス」を別々に実施するのではなく、相互に働きかけて効果を上げることを目指して設定したレバレッジポイントがSDGsのGoal9「技術革新」だといいます。同社では「技術」を世界レベルに向上させることを通じてSDGs∞モデルを持続的に循環させ、企業価値を最大化させることを目指しているとしています。

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