オカムラ、フォレストデジタルと販売パートナー契約を締結
空間型VR"uralaa(うらら)"を使った新しいオフィス環境の共同提案を開始
オカムラは、テクノロジーでウェルビーイングの実現を目指すというフォレストデジタル株式会社(以下 フォレストデジタル) と、このほど、空間型VR“uralaa(うらら)”展開促進に向けた販売パートナーとして契約を締結したことを3月28日に発表しました。オカムラが全国にもつ販売網を生かして、オフィスを中心としたさまざまな空間へ“uralaa”を展開し、オフィス空間の新しい価値創造とワーカーのウェルビーイング向上を目指すとしています。
経緯と目的
フォレストデジタルは、世界初*となる、クラウドを通じたマルチスクリーン映像の配信技術を搭載した空間型VR“uralaa”を開発し、企業や自治体向けに販売しているといいます。
空間型VR“uralaa”は、大型マルチスクリーンによる映像やサラウンド音響システム、自然のアロマなどを用いて、あたかも森や自然の中にいるような体験を可能にするといいます。さまざまな地域の自然を再現し、心身のリラックスを促すウェルビーイングな空間を創出するとしています。(*2022年 フォレストデジタル調べ)
フォレストデジタル独自の技術により多様な天井・壁のサイズに対応し、継ぎ目も違和感なく、自然空間に没入することができるといいます。(※プロジェクター性能による制限有り)
オカムラは、オフィス、教育・医療・研究・商業施設、物流センターなど、さまざまなシーンにおいて、クオリティの高い製品とサービスを社会に提供しているとしています。
オカムラでは、自社オフィスを新しい働き方や環境を実験・検証する働き方改革の実践の場「ラボオフィス」としていて、オフィス2拠点にフォレストデジタルの空間型VR“uralaa”を導入しているといいます。自然に囲まれた場所で働くことができる没入体験に加え、新たなイメージ発信を行う場としても活用しているとしています。
コロナ禍を経てオフィスではコミュニケーションやウェルビーイングなどが働く環境における課題となっているといいます。空間型VR“uralaa”がオフィス空間における新たな価値創造やワーカーのウェルビーイング向上を生み出すことを目指し、オフィス空間構築の提案を行うとしています。
“uralaa”は、空間型VRを通じて、まるで「ひととき旅行」をしているような没入体験を与え、利用者の⽣理・⼼理的な疲労回復効果や、ワーカーのメンタルヘルス改善効果が期待できるといいます。今後、両社が販売パートナーとしての連携を開始することで、オカムラが全国にもつ販売網を生かして、オフィスを中心としたさまざまな空間へ“uralaa”を展開し、オフィス空間の新しい価値創造とワーカーのウェルビーイング向上を目指すとしています。
■空間型VR”uralaa”概要
VRでありながら、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)など機器不要、室内で没入体験が出来るのがuralaaの特徴だといいます。
副交感神経の上昇および⼼拍数の低下、気分改善が実証されており、ワーカーの日々のストレス低減と疲労回復効果が期待できるとしています。
フォレストデジタルと国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 上席研究員 高山範理氏の共同研究で、uralaaの活用形態のひとつである「デジタル森林浴」の生理的・心理的な回復効果を確認した論文は国際ジャーナルにアクセプトされているといいます。
■ オフィスの利用シーンに合わせたuralaaの活用事例
uralaaでは現在約200の、日本全国の森や自然への「ひととき旅」を楽しめるといいます。投影するコンテンツは常時アップデートを続け、常に新しい風景と出会うことが可能なだけでなく、利用シーンに合わせた多様なコンテンツを提供するとしています。
●プレゼンテーションや会議、作業場、1on1などの仕事シーンに
●懇親会やレクリエーションなどのオフシーンにも
フォレストデジタル株式会社
forestdigital2019年11月に北海道十勝で設立した「デジタル技術を用いて森や自然の価値を共有する」デジタル・ウェルビーイング企業だといいます。
「テクノロジーは私たちを幸せにしているのか」という問いに対する解を出すために、ヤフー出身者や十勝の林業家らが集まり創設。
2022年1月に、世界初の没入自然空間サービスuralaaを一般リリースし、20を超える企業と連携パートナーシップを締結。
2022年7月に富士フイルムイメージングシステムズ株式会社とのアライアンスを提携。
2022年9月にJ-Startup HOKKAIDO認定スタートアップ企業に選定。
・サービス:没入自然空間「uralaa park(うららパーク)」の開発、運営
・主な協定等:2020年3月9日に北海道十勝総合振興局と「森林の魅力発信等に関するタイアップ協定」、2021年5月20日に国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所と共同研究契約を締結。2023年1月から一般社団法人夢洲新産業・都市創造機構に幹事会員として参画。
株式会社オカムラ
okamura1945年創業。オフィス、教育・医療・研究・商業施設、物流センターなど、さまざまなシーンにおいて、クオリティの高い製品とサービスを社会に提供することに努めているといいます。
「豊かな発想と確かな品質で、人が活きる環境づくりを通して、社会に貢献する。」をオカムラのミッションとし、企業価値のさらなる向上と社会課題の解決を目指すとしています。
・サービス:オフィス環境事業、商環境事業、物流システム事業
(画像はフォレストデジタル様リリースより)