東京オフィストレンド オフィス家具週間トレンド報告

3/20 ~3/26、オフィス家具業界の主なハイライト(+コラム)

【今週の目次】

① オカムラ、「Contessa Ⅱ」20th アニバーサリーモデル発売を記念したメタバースイベント「バーチャル出荷工場ツアー」を開催

② コクヨ、PASS THE BATONとアライアンスを締結

③ コマニー、「CDP2022 サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定

④ 日本オフィス学会、第54回研究セミナーを開催

⑤ オカムラ、「オルガテック東京2023」に出展

+注目のコラム オフィス山人の少し深堀り

オカムラ、「Contessa Ⅱ」20th アニバーサリーモデル発売を記念したメタバースイベント「バーチャル出荷工場ツアー」を開催

オカムラが設計・制作した空間で2023年3月28日(火)21:00~22:00に開催

2023年3月13日から19日、オフィス家具業界の主なハイライトについては、オカムラは、タスクシーティング「Contessa Ⅱ(コンテッサ セコンダ)」20th アニバーサリーモデル発売を記念したメタバースイベント「バーチャル出荷工場ツアー」を、2023年3月28日(火)21:00~22:00に開催するといいます。

ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上にオカムラの古い工場をイメージした空間を設計・制作。個人向けブランドECサイト「OKAMURA Lifestyle Store(オカムラ ライフスタイルストア)」の3月29日(水)のグランドオープンにあわせた「Contessa Ⅱ」20th アニバーサリーモデルの発売を記念し、「出荷前夜のカウントダウン」をコンセプトに、VRChatで活躍しているアーティスト・クリエイターとともに、ショーやライブを行うといいます。
VRChatでの配信のほか、YouTubeでのライブ配信を行うとしています。

コクヨ、PASS THE BATONとアライアンスを締結

コクヨは、株式会社スマイルズが運営するブランド「PASS THE BATON」と新たにアライアンスを締結したことを3月22日に発表しました。プロジェクト名を「バトンのヨコク」とし、プラットフォーム事業・プロデュース・コンサルティング事業において、地域課題の解決に向けての伴走体制を創るといいます。

2021年から、プラットフォーム事業である「PASS THE BATON MARKET」を共催してきた2社がそれぞれの強みを生かし、中小企業や地方自治体の「お困りごと」を、実業知とネットワーク、仕組みづくりで創造的解決を目指すとしています。

コマニー、「CDP2022 サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定

コマニーは、昨年に引き続き2023年3月15日に国際的な非営利団体CDP※1が実施する「サプライヤー・エンゲージメント評価(SER)」において最高評価である「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に2年連続で選定されたことを3月17日に発表しました。

日本オフィス学会、第54回研究セミナーを開催

日本オフィス学会(JOS)は3月8日、JOIFA会議室(Zoomウェビナー)で日本オフィス学会第54回研究セミナーを開催しました。
今回のテーマはオフィス学講座「オフィス学のフレーム3.0~研究部会からの報告~」。

今回は、すでに学会誌やホームページにも紹介さえている「オフィス学のフレーム3.0」について概要を説明し、8つある研究部会の中から4部会が活動報告を行いました。

オカムラ、「オルガテック東京2023」に出展

オカムラは、2022年4月26日から28日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される、アジア最大級のワークプレイス トレードショー「オルガテック東京2023」に出展することを3月23日に発表しました。

オカムラブースでは、「みんなに、みらいに、自然なかたち」をコンセプトに、人にも、地球にも、自然と共存できるカタチとしてのアイデアや製品を紹介するといいます。

注目のコラム オフィス山人の少し深掘り

今週、まず注目した記事については、オカムラ、「Contessa Ⅱ」20th アニバーサリーモデル発売を記念したメタバースイベント「バーチャル出荷工場ツアー」を開催があります。
これは、なかなか夢のある企画だと思います。実際のイベントを拝見するのが楽しみです。


山人としては、オカムラのようなものづくりに長けた、いわゆる技術を持ち設備も歴史も経験も持っている企業、すなわちリアルを深く知る者がバーチャルにも強いのではないかと思っています。古い工場を知っているのも同社の強みで、それが歴史の重みであり、リアルの重みであり、それがバーチャルにリアリティを与えるのではないかと期待をするものです。
ポイントは今回だけはなく、その中のどれをピックアップし、注目しながら、仕立てていく腕が試されるのかもしれません。その中にまた、成長の種が無限に埋まっているのだと思います。今回の「Contessa Ⅱ」20th アニバーサリーモデル発売はそのなかの王道ともゆうべきエピソードなのではないかと思います。

コクヨ、PASS THE BATONとアライアンスを締結の記事ですが、まず、「共感経済」という言葉に注目しました。これは、概念としては古くから経済学にあるようですが、近年特に注目されてきているようです。みんなが待っていたものの1つかもしれません。
地域が抱える課題をユニークでクリエイティブな方法で解決するとありますが、そのような案件は非常に多くあると想像できますので、今後大きな市場になる可能性があると思います。


おそらく、新たな魅力やもともと持っていた長所を再評価し、創造性をもって提案していくのだと思いますが、その方法が確立されれば、さらに大きな可能性が生まれるのではないかと思います。
もともと、自らレッドオーシャン化し続けてきた日本経済に一石を投じるのではないかともいえるのではないかと思います。これもまた、コクヨが目指してきた方向性ではないかとも思います。


未来のヨコクは過去と現在の再評価と新しい未来をユニークでクリエイティブな方法で解決していくのだと思いますが、それにより、コクヨ自身も大きく成長していくのではないかと期待されます。

日本オフィス学会、第54回研究セミナーを開催の記事ですが、学会というと何か全く硬い感じがして、確かに学究として真摯な取り組みが要求される部分があるのはあたりまえですが、オフィス学会は扱うテーマ自体結構興味深いテーマが多いのではないかと思います。
特にパネルディスカッションなどは、各パネラーの話を聞いているだけでも楽しめる内容だと思っていて、オススメだと思います。

オカムラ、「オルガテック東京2023」に出展の記事ですが、いよいよ4月26日(水)から3日間、東京ビッグサイト西ホールで「オルガテック東京2023」が開催されます。
2年目となる今回は、出展者も展示面積も昨年の約2倍のスケールでさらに充実した内容となると期待されます。
そのなかでオカムラは日本を代表するオフィス家具メーカーとしてその中心となる出展者で、昨年には今年も開催される「ベストプレゼンテーションアワード」のノミネート賞を受賞しています。
同社は、「みんなに、みらいに、自然なかたち」をコンセプトに、人にも、地球にも、自然と共存できるカタチとしてのアイデアや製品を紹介するとしていますが、どのような提案を行うのか非常に期待されます。

(このコラムは、あくまでも山人の主観的なものです。従って各メーカー様には何の関係もありません)

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