日本オフィス学会、第54回研究セミナーを開催

テーマはオフィス学講座「オフィス学のフレーム3.0~研究部会からの報告~」

日本オフィス学会(JOS)は3月8日、JOIFA会議室(Zoomウェビナー)で日本オフィス学会第54回研究セミナーを開催しました。
今回のテーマはオフィス学講座「オフィス学のフレーム3.0~研究部会からの報告~」。

今回は、すでに学会誌やホームページにも紹介さえている「オフィス学のフレーム3.0」について概要を説明し、8つある研究部会の中から4部会が活動報告を行いました。

当日行われたスケージュールは以下のとおりです。

セミナー開会挨拶
日本オフィス学会 企画委員長  古阪 幸代氏(フルリエゾン/WFM)

「オフィス学のフレーム3.0について」
日本オフィス学会 副会長    地主 廣明氏(東京造形大学)

研究部会プレゼンテーション
① 「健康で安心安全なオフィスに供する設備インフラ実現のための最新技術」
オフィス環境設備インフラ研究部会   部会長  三木 光範氏(同志社大学)

② 「Z世代の”働く”を紐解く」
ワークスタイル研究部会             石崎 真弓氏(ザイマックス不動産総合研究所)
                        武部 雅仁氏(三井デザインテック)
                        辻井 耕太郎氏(プラス)

③「ウィズ/ポストコロナでのワークプレイスプログラミング~事例からみる今後のパースペクティブ~」
ワークプレイスプログラミング研究部会 部会長  松本 裕司氏(京都工芸繊維大学)


④「ハイブリッドワーク2.0/オフラインとオンライン中で生まれる可能性」
ステーショナリー研究部会       部会長  藤木 武史氏(コクヨ)
                        米倉 邦征氏(コクヨ)
                        福田 岳司氏(ライオン)
                        高畑 正幸氏(文具王)

Z世代の”働く”についてのパネルディスカッションなども実施

ワークスタイル研究部会のパネルディスカッションでは、Z世代の特長として、「個の尊重」、「ワークスタイルでのデジタルツールの多用」などが挙げられ、彼らとの情報キャッチアップのむずかしさ、擦り合わせのため重要なところは対面で話すことが必要、などが話し合われました。反面、Z世代からは同世代を特別視する必要はなく、お互いを知ればそれほど考え方には差がないのではないかという意見もあるとし、使っているツールの違いなどが違いを大きく感じさせるのではないかという意見もありました。Z世代のWell‐beingに対する考え方として、Well‐being実現のためには、プライベートの重視が必要であり、働き方に関する環境において、自分たちが働きやすい環境を非常に重視する、それを実現することがWell‐beingに繋がると考えているのではないか、などの意見がでていました。

なおセミナー報告(開催レポート)は2023年4月発刊のJOS学会誌第15巻1号に掲載を予定しているとしています。

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