カリモク家具、ミラノデザインウィーク2023に5つのコレクションを出展

カリモク家具は、2023年4月17日(月)から4月23日(日)までの7日間、イタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2023で、3つの展示会場において5つのコレクションを出展するといいます。 


ミラノデザインウィーク2023の期間中、ミラノの市街地より北東に位置する、アートを中心に多種多様な展示を行うギャラリーのアッサブ・ワンでは、Karimoku Commons Tokyoをもとにデザインされたポップアップショールームを開催。
Karimoku New Standard、 Karimoku Case Study、 MAS、石巻工房 by Karimokuと4つのコレクションを同スペースにて展示するといいます。
また、昨年に引き続き、本会場となるロー・フィエラミラノでは、「空間から考える家具」をテーマとするコレクション、Karimoku Case Studyの主要な家具を用いた大型展示を行うとしています。
これらに加えて、ミラノの中心部に位置するバガッティ・ヴァルセッキ美術館では、ZAHA HADID DESIGNとのコラボレーションから誕生した家具コレクションのSEYUNを世界に向けてローンチするとしています

Karimoku Commons Pop Up Showroom

Karimoku Commonsは、家具の展示を通して訪れた人々に様々なもの、ことに触れてもらうことを目的とした同社の新たな発信拠点であり、現在は東京・西麻布と京都・姉小路通りに1拠点ずつ展開しているといいます。
ミラノデザインウィーク2023では、印刷工場を改修し、型にはまらない多彩な展示をするギャラリー、アッサブ・ワンを舞台にKarimoku Commonsを再現。様々なデザイナーとの協業によって生まれたバラエティ豊かなプロダクトや、健全な森の育成のための資材に対する取り組み、そしてそれらを支える同社の「ハイテク&ハイタッチ」という製造コンセプトを世界に向けて発信するとしています。
会場内は、建物のカラフルな外観とは打って変わって、大きな暖簾や四方の壁を覆う障子を駆使した日本の趣を感じさせる空間が訪れた人々を出迎えるといいます。また、展示される家具は、Karimoku New Standard、Karimoku Case Study、MAS、石巻工房 by Karimokuの4つのコレクションから構成され、各コレクションごとに、カウンターやダイニング、リビングなど特定のシーンを想定したセッティングがなされるとしています。
また、展示されるアイテムには、日本国内を含め初公開となる新作も多数含まれており、Karimoku New StandardからはGeckeler MichelsによるSpectrumシリーズの最新作などが、MASからは新たに名を連ねるデザイナー、Daniel RybakkenとVille Kokkonenの両名がそれぞれデザインを手掛けた新作、そしてコレクションに追加される新しい塗装色が発表されるとしています

Karimoku at Salone del Mobile 2023

「空間から考える家具」をテーマに、建築プロジェクトに際し、その空間で実際に使用するものとしてデザインされた家具を展開するコレクション、Karimoku Case Study。昨年に続き、2023年も本会場であるロー・フィエラミラノで大型の展示を行うといいます。
同コレクションのデザインディレクターを務めるNorm Architects、そして建築家の芦沢啓治の両名によるキュレーションのもと、約161㎡の展示スペースを惜しみなく活用し、CASE STUDY 08「Hiroo Residence」において両名がデザインした最新のアイテムや、世界的に著名な建築家のNorman Fosterとのコラボレーションによって誕生した「NFコレクション」など、空間と家具の関係性を見つめ直した独自のデザインアプローチによって生み出された数々のアイテムを展示し、コレクションの世界観を堪能できるスペースとなっているとしています。

SEYUN - ZAHA HADID DESIGN x karimoku -

ミラノの中心部に位置するバガッティ・ヴァルセッキ美術館では、2021年に日本国内で発表したZAHA HADID DESIGNとのプロジェクトのSEYUNを初めて国際的にローンチするといいます。
ZAHA HADID DESIGN自らが会場全体のデザインを手掛け、”SEYUN” Chairに加え、新たに”SEYUN” Armchair、そして”SEYUN ” Tableを発表するとしています。
2021年の国内ローンチの際に発表したピュアオークとシルバーに加え、未発表のカラーを含めた計6色からなる華やかなカラーリングで会場内を鮮やかに彩るとしています

開催概要

Karimoku Commons Pop Up Showroom
日程:2023年4月17日(月)から23日(日)まで
会場:アッサブ・ワン
Via Privata Assab 1, Milano
(MM2 Cimiano)
Karimoku at Salone del Mobile 2023
日程:2023年4月18日(火)から23日(日)まで
会場:ロー・フィエラミラノ
Hall 2,C19
SEYUN - ZAHA HADID DESIGN x karimoku -
日程:2023年4月18日(火)から23日(日)まで
会場:バガッティ・ヴァルセッキ美術館
Via Gesù 5, 20121 Milano
(MM3 Montenapoleone)

Karimoku New Standard

2009年に設立したKarimoku New Standardは、日本の広葉樹を活用し森林保全や林業地域の活性化といった日本の森が抱える問題に対して積極的に取り組んでいるといいます。国内外のデザイナーと共に先進的な発想と高い技術の融合でデザインされたコンテンポラリーなコレクションだとしています。

Karimoku Case Study

「静謐な美への敬愛」「素材の豊かな表現」「時間に左右されない魅力」に価値を見出し、この価値観を共有する国内外の建築家やデザイナーとのプロジェクトを通じて、特定の空間のためにデザインされたプロダクトを開発、製品化し世界に向けて提案するといいます。

MAS

2018年に発表したMASは無駄のない構造に裏付けられた『枡』を発想源に、ヒノキをはじめとする国産針葉樹の魅力である白木の美しさを感じさせるコレクションだといいます。その家具もまた『枡』同様に素の色合いや木目が印象的で、清潔感のある佇まいをみせるとしています。

石巻工房 by Karimoku

2011年の東日本大震災の直後に宮城県石巻市にできた市民向けの石巻工房のエッセンスを共有し、カリモク家具が製造するコレクションだといいます。
素材には、工場で出る端材や通常の家具に適さない木材を積極的に採用しているといいます。工房のDIY哲学を解釈し、未知の発想を試みるのが、石巻工房 by Karimokuのビジョンだとしています。

(画像はカリモク様より)

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