イトーキ、ゲーミング市場向け新レーベル「 Daidara 」を設立

第一弾としてゲーム体験をより快適でエキサイティングにする「Act Gaming」を発売

3月3日には記者発表会を開催

イトーキは3月3日、エクストリームプレイヤー向け商品「Act Gaming」(東京ゲームショウ2022にコンセプトモデルを出展)の発売を開始しました。また、同時にエクストリームプレイヤーに向けた新レーベル「Daidara(ダイダラ)」を設立するとしています。

Act Gamingは、オフィス向けの「Actチェア」(2018年11月発売)をベースにエスクトリームプレイヤー用に改良開発された製品だといいます。背もたれはサイドフレームをなくしたことでスマートなデザインに、また肩の動きに合わせて動く構造や肘位置を調整できる4Dアームなどの特徴的な機能をベースに、靴を履かない家庭での使用を考え座面の高さを低く設定しているとしています。

(※エクストリームプレイヤー:プロゲーマーやプロを目指す人などに代表される、より本格的な環境を求めるプレイヤーだといいます。)

新レーベル「Daidara」について

新レーベル「Daidara(ダイダラ)」は、エクストリームプレイヤー向けのレーベルだといいます。


このレーベル名は日本の伝承に登場する巨人「ダイダラボッチ」に由来しているとしています。日本各地で、人々を助けるために土地を整えることで崇められてきた、この巨人の持つ献身性と強さをレーベル名とロゴデザインに込めているとしています。
また、伝承のひとつに「富士山を作るため近江の土を掘り、その掘った跡地が琵琶湖となった」というものがあり、滋賀県近江八幡に縁をもつイトーキが、日本一を目指すエクストリームプレイヤー向け商品のレーベルに相応しい名としてこのネーミングとしたとしています。

今後の展望

今回、新レーベル「Daidara」の第一弾として「Act Gaming」を発売。今後エクストリームプレイヤー向け「Daidaraレーベル」のラインナップとして、ゲーミングチェアだけでなくデスク等の商品も展開していく予定だとしています。

機能紹介

製品スペック

・製品名:Act Gaming(アクトゲーミング)
・価格: ¥149,900(税込)
・カラー:レッド、ライトグレー
・サイズ:W67~78×D54~61.5×H113.5~122.5cm(SH42.5〜51.5 cm)
・重量:21.6kg
・ロッキング角度:20度、肘上下可動幅:12cm、座面スライド幅:7.5cm
・素材
 ヘッドレスト:PS張地(バイラルオフ)
 背:エラストマー樹脂
 座:PS張地(バイラルオフ)
 背ブラケット:強化ナイロン樹脂
 肘当て:発泡ウレタン一体成型 
 肘受け:強化ナイロン樹脂
 脚:アルミダイキャスト
 キャスター:ナイロン
・生産国:日本

記者発表会を開催

3月3日には、東京都港区のRED°TOKYO TOWERでDaidaraレーベル設立‐Act Gaming販売開始‐の記者発表会を開催しました。

記者発表会の冒頭では、イトーキ代表取締役社長の湊宏司氏が「挨拶・コンシューマー向け事業・レーベルについて」として挨拶を行いました。


湊氏はイトーキの歴史や、コンシューマー事業について、また今回のDaidaraレーベルについて述べたほか、「Act Gamingはイトーキが長きにわたりオフィス家具の製造で培ったノウハウが継承されているゲーミングチェアです。人間工学に基づいた製品開発力を存分にいかした高品質・高機能なチェアをプレイヤーの皆さまにお届けできることを嬉しくおもいます。今後ますます拡大が予想されるeスポーツ市場においてもゲーミング環境の質を高める製品を開発してまいります。Daidaraレーベルにご期待ください。」とコメントしました。

次に、イトーキWeb事業統括部部長の鈴木恵里子氏が「製品概要・今後の展望について」として、「2018年にAct(アクト)というチェアを発売しましたが、それはデザイン、座面、背もたれ、生地、すべてにおいてワーカーの最大限のパフォーマンスを引き出すというようなチェアです。今回オフィスチェアで培ったデザインの技術をもって、それをさらに進化させ、最高峰のゲーミングチェアとして本日発表します」などと述べ、Act Gamingのお披露目を行いました。


鈴木氏はまた、イトーキは同チェアを発売するにあたり、eスポーツチームのVARRELとテックウイングの2チームとサポート契約を結び、そのチームの選手に同チェアを使用してもらうことで、家庭で本格的なゲーム環境をプレイするプレイヤーにも知名度を上げていきたいといいます。
また、実販売では、全国に販売網を持つヤマダ電機の一部店舗でも同チェアを体感できるとし、また、RED°TOKYO TOWERでも体感できると発表しました。

ヤマダ電機全国のLIFE SELECTショップで先行発売

続いて、ヤマダホールディングスSPA商品事業部事業部長の狛裕樹氏が「店舗販売について」として、3月3日からヤマダ電機の全国のLIFE SELECTショップで先行発売を行うとし、ぜひ、近くの店舗で同チェアを体感しその素晴らしさを実感してほしい、などと述べました。

Act Gamingクロストークも実施

その後、「Act Gamingクロストーク」としてプロゲーマのVARRELのらきょるん氏、同じくプロゲーマーのテックウイングのよっシィ氏、イトーキWeb事業統括部の平社直己氏、イトーキスマートオフィス商品開発本部の寺本宜広氏によるトークショーが行われました。

そのなかではゲームを行ううえでの同チェアの肘の快適性や座面のやわらかさ、包み込むようなリクライニング、座面の奥行、調整のしやすさ、膝の裏までしっかり支えてくれる安心感、などの特長が話し合われました。

その後、質疑応答や体験会が行われ、発表会は盛況の裡に終了しました。

(画像に関しては一部イトーキ様よりご提供いただきました)

Follow me!