東京オフィストレンド オフィス家具週間トレンド報告

1/16 ~1/22、オフィス家具業界の主なハイライト(+コラム)

【今週の目次】


① ライオン事務器、エビータを発売

② ライオン事務器、コースティーを発売

③ ライオン事務器、テグルを発売

④ プレッタのカフェカウンター&カフェキャビネットを発売

+注目のコラム オフィス山人の少し深堀り

ライオン事務器、エビータを発売

2022年11/14~11/20、オフィス家具業界の主なハイライトについては、ライオン事務器は1月16日、『ワークチェアー<evita(エビータ)>』を12月から発売したと発表しました。

同チェアーは、シンプルな操作で使いやすく、不特定メンバーが利用するミーティング空間やフリーアドレスオフィスにおすすめだといいます。
ミックス調やヘリンボーン柄のファブリックにより、リビングライクな空間にもマッチするとしています。

《 特長 》

(1)操作が簡単で、コンパクト

座面にかかる荷重に応じて、背もたれの反力が自動で調節される、セルフアジャストロッキング機構を搭載。調節の手間をかけずに、様々な人に快適なシーティングを提供するといいます。
コンパクトなサイズ感で、オフィスでのソロワークやグループワークにおすすめのチェアーだとしています。

(2)在宅ワークにもおすすめのデザイン


背もたれには優しい印象の張りぐるみデザインを採用し、カーブを描いたフレームがアクセントだといいます。圧迫感のないコンパクトサイズで、あたたかみのあるミックス調や、シックなヘリンボーン柄のファブリックとの組み合わせが、自宅にもなじみやすいデザインとなっているとしています。

ライオン事務器、コースティーを発売

ライオン事務器は1月16日、『カジュアルワークテーブル<Coasty(コースティー)>』を1月から発売したと発表しました。
コースティーは、4種類の天板形状によって、多様なレイアウトが可能なテーブルシリーズだといいます。ソロワークやインフォーマルなコミュニケーションなど、様々なシーンに対応するとしています。

ライオン事務器、テグルを発売

ライオン事務器は1月18日、『ロビーチェアー<TEGL(テグル)>』を1月から発売したと発表しました。
テグルは、ソロワークやミーティング、カフェスペースに対応するベーシックなロビーチェアーシリーズだといいます。空間の広さや用途に合わせて選べる豊富なバリエーションをラインアップしているとしています。

ライオン事務器、プレッタのカフェカウンター&カフェキャビネットを発売

ライオン事務器は、1月18日、『<Pretta(プレッタ)>カフェカウンター&カフェキャビネット』を1月から発売したと発表しました。
同製品は、オフィスにシンボリックなカフェ風空間をつくるカウンターとキャビネットだといいます。自然と人が集まり、インフォーマルな交流を生み出すとしています。

注目のコラム オフィス山人の少し深掘り

今週はライオン事務器が、昨年の12月に開催した「2023 LION FAIR」で発表した新製品の詳細を発表しましたのでその内容をお伝えしました。

ワークチェアー「エビータ」は、本文の山人独言でもお伝えしたとおり、実際の座り心地は、適度なカーブの背と程よい硬さの座が良い印象を与えてくれるという感じを受けました。適度なコンパクトさもあって、しっかりと身体を支えてくれると感じました。さらに機能説明の② 座面クッション構造(体圧分散・姿勢安定)でも「独自の座面クッション構造により着座時の理想的な体圧分散を実現したといいます。適切な位置に適切なサイズで配置されたマルチホール構造により、座骨周辺や大腿部を適度に減圧して骨盤をしっかりと支え、穴が設けられていない部分が臀部の前すべりを防止。あらゆるポジションで快適で安定した姿勢を保つとしています。」とありますが、このマルチホール構造が効いているのでしっかりした安定感と程よい硬さが感じられるのではないかと思います。
背と座をフレームでつなぐデザインはお尻の位置を比較的深く座ることができるので、まずしっかりと身体を受け止めてくれるという印象がありました。
山人は、背のカーブの受け止めてくれる感じと適度な座面の形状が与えてくれる安心観がイスの第一印象、ひいてはその後のイメージを大きく決定するものだと考えていますが、エビータはそれを満たしてくれる一脚だと感じました。

エビータは、オフィスにおけるABWやリモートワークにも対応できるカジュアルテイストやインテリア感覚、魅力的な価格設定をもっているのも2023年モデルのイスとしてふさわしい期待の新製品なのではないかと思っています。

「コースティー」は、カジュアルテイストのオフィスに適した印象を持つワークテーブルです。


従来の画一的なワークシステムとは違うワーカーそれぞれを柔らかくつなぐことのできる製品として有効な製品だと思います。柔らかくつなぐと書きましたが、それは適度に離れるということでもあるので、必要な距離感を自らつくるということもABWのメリットなのだと思います。
同社は「空間に軽快さや動きを感じさせるとともに、自然な人と人との交流が生まれる」と表現していますがその通りの印象を実現したデザインだと思います。

「プレッタのカフェカウンター&カフェキャビネット」についてはオフィスにシンボリックなカフェ風空間をつくるカウンターとキャビネットだという説明のとおりオフィスの核をつくる製品だと思います。


前述のコースティーもそうですが、核や柱になる製品はそれがあるとワーカーがそれに寄り添いながら楽に仕事を進めることができる製品なのではないかと思います。樹木に小鳥が憩うように、適度な距離感に守られながら、自分の存在をしっかりとしたものにゆだね安心して仕事をする、また、演出や、モチベーションをアップするためにそこを足場にすることもまた可能だと思います。その時々におけるワーカーの心情を整えてくれる有力な製品として期待されるものだと思います。

今回の同社のフェアにおいては、同社にとっても市場にとっても期待の製品がラインアップされていたと思います。これらの製品の今後に注目していきたいと思っています。

(このコラムは、あくまでも山人の主観的なものです。従って各メーカー様には何の関係もありません)

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