ライオン事務器、エビータを発売
オフィスにもリビングにも適しているというカラー豊富なコンパクトチェアー
ライオン事務器は1月16日、『ワークチェアー<evita(エビータ)>』を12月から発売したと発表しました。
同チェアーは、シンプルな操作で使いやすく、不特定メンバーが利用するミーティング空間やフリーアドレスオフィスにおすすめだといいます。
ミックス調やヘリンボーン柄のファブリックにより、リビングライクな空間にもマッチするとしています。
《 特長 》
(1)操作が簡単で、コンパクト
座面にかかる荷重に応じて、背もたれの反力が自動で調節される、セルフアジャストロッキング機構を搭載。調節の手間をかけずに、様々な人に快適なシーティングを提供するといいます。
コンパクトなサイズ感で、オフィスでのソロワークやグループワークにおすすめのチェアーだとしています。
(2)在宅ワークにもおすすめのデザイン
背もたれには優しい印象の張りぐるみデザインを採用し、カーブを描いたフレームがアクセントだといいます。圧迫感のないコンパクトサイズで、あたたかみのあるミックス調や、シックなヘリンボーン柄のファブリックとの組み合わせが、自宅にもなじみやすいデザインとなっているとしています。
《主な機能》
① 体格差に応じてロッキング反力を自動で調節するセルフアジャストロッキング
座面にかかる荷重に応じて、背もたれの反力が変化するセルフアジャストロッキング機構の採用により、大柄な人にも小柄な人にも、面倒な操作をすることなく、快適な座り心地を提供するといいます。ロッキング時に座面の持ち上がりが少ない独自の機構が、ストレスのない自然な動きでオフィスワーカーをサポート。フロントストッパーを使えば、アップライトな姿勢の保持も可能だとしています。
② 座面クッション構造(体圧分散・姿勢安定)
独自の座面クッション構造により着座時の理想的な体圧分散を実現したといいます。適切な位置に適切なサイズで配置されたマルチホール構造により、座骨周辺や大腿部を適度に減圧して骨盤をしっかりと支え、穴が設けられていない部分が臀部の前すべりを防止。あらゆるポジションで快適で安定した姿勢を保つとしています。
③ 簡単オペレーション
座面右側のレバー1本で背・座を調節
上下昇降=前方のレバー操作により座面の高さが調節可能(ストローク:9・5㎜、ロッキング固定=後方のレバー操作により背もたれ傾斜角度を3段階(4ポジション)の位置で固定・解除できるとしています。
《 ラインアップ 》
布張り2タイプ(WFタイプ/9色、TFタイプ/9色)の他、ビニールレザー張り(MSタイプ/6色)から選べるといいます。
価格:58,000円(税抜)
【布張り/WFタイプ】
ミックス調であたたかみのある質感。やわらかいタッチのポリエステル布。
【布張り/TFタイプ】(別張り対応。詳細は問い合わせ)
ヘリンボーン柄でシックな雰囲気。ウール混紡で上質感のある張材。
【レザー張り/MSタイプ】(別張り対応。詳は問い合わせ)
クロス調の風合いでソフトな印象。耐薬品性能があり、清掃性に優れているといいます。
《 共通仕様 》
サイズ
:W615×D520×H750~845mm
背フレーム
:PA樹脂成型品(ブラック)
張材[WFタイプ]
:布張り(ポリエステル)
張材[TFタイプ]
:布張り(アクリル・ウール混紡)
張材[MSタイプ]
:ビニールレザー張り
クッション
:(背)モールドウレタン、ウレタンフォーム (座)モールドウレタン
肘パッド
:PP樹脂成型品(ブラック)
脚部
:PA樹脂成型品(ブラック)
キャスター
:φ50mmナイロン双輪(ブラック)
※セルフアジャストロッキング機構
※ロッキング固定可能(4ポジション)
《 発売日 》
2022年12月
【山人独言】
「エビータ」は、ライオン事務器が2022年12月に開催した「2023LION FAIR」で発表し、同月に発売を開始したワークチェアーです。
コロナ禍によるハイブリッドワークの進展などで働き方が多様化し、オフィスワークの変容や在宅ワークの拡大などで、従来のオフィスチェアに対する要件が変化してきていて、オフィス家具メーカーの主要各社はそれに対応したワークチェアーを提案してきました。
オフィスにおいては不特定多数の人が座って簡単にべストなポジションがとれるということ、他の人とのコミュニケーションがとりやすいオープン感覚なオフィスにおけるカジュアルなテイスト、構造や素材にサステナブルな思想が活かされていることなどだと思いますが、それに加えて在宅ワークにおいてはカスタマイズを含めたインテリアテイストの重視などがあげられると思います。
エビータは本文にも記しましたがそれらの要素をほぼ備え持っていると思います。
実際の座り心地は、適度なカーブの背と程よい硬さの座が良い印象を与えてくれるという感じを受けました。適度なコンパクトさもあって、しっかりと身体を支えてくれると感じました。背と座をパイプでつなぐデザインは、奥行のある座り心地を与えてくれますし、山人が一番よいと思ったのは、4つのポジションでのロッキングの固定ができることです。4つのポジションを多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれの考え方と使用する場所と値段が大きな要素だと思いますが、山人はこれがよいのではないかと思います。セルフアジャストロッキングによって背もたれの反力が自動で調節されるのでこれだけでも十分ですが、このデザインでさらにロッキングできるというのがよいのです。これがあることによりパーソナルなセッティングが求められる在宅ワークにおいてもこの機能が効果を発揮してくれるのだと思います。
エビータはこれらの特長において、オフィス、リビング(在宅ワーク)両方の市場において有力な選択肢の1つになるオフィスチェアーだと思います。
(山人独言に関しては、あくまでも山人の主観的なコメントです。従って各メーカー様には何の関係も責任にもありません)
(画像はライオン事務器様リリースより)