コクヨ、Allsteelとオフィス家具の販売提携契約を締結
コクヨは1月11日、世界のビジネスエグゼクティブに支持されているというオフィス家具ブランド「Allsteel」を手掛ける米国Allsteel社とオフィス家具の販売提携契約を結んだと発表しました。
同社によると、今回の販売提携契約により、同社はアジア太平洋、Allsteel社は北米というそれぞれの地域で、グローバル顧客向けに、互いのオフィス家具商品を提供できる体制を持つこととなり、ダイナミックな国際市場でクライアントをサポートできるようになるとしています。
Allsteel社の社長であるJason Hagedorn氏は次のように述べているといいます。「同様のビジネス戦略、顧客重視、地理的な補完関係を持てるといったことがコクヨとのパートナーシップを締結するきっかけとなりました。 私たちは夫々のエリアの顧客に対してこれまで通りサービスを協力し、同時にグローバル プロジェクトに対する競争上の優位性を活用します。」
コクヨは、海外ファニチャー事業においては、中国、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアなどに拠点を設け、アジアを中心としたグローバルでの持続的成長に向けて事業展開を進めているといいます。今回の販売提携によって、グローバル顧客に対する効果的なサービスとサポート提供体制を一層強化し、さらなる事業拡大を目指すとしています。
【Allsteel社の概要】
社名:Allsteel, Inc.
本社所在地:2210 Second Avenue, Muscatine, IA 52761 U.S.A.
社長:Jason Hagedorn氏
設立:1912年
事業内容::オフィス家具製造販売
≪山人独言≫
この記事を見て感じたことですが、海外事業の拡張はコクヨのみならず、業界全体の長年の念願でもあると思います。オフィス家具市場に関して、もともと日本は世界でも大きな内需を持っているのでそのなかで自足することも可能ではあった半面、グローバル化が盛んにいわれる以前にもいろいろなメーカーが海外事業に対してさまざまな努力を続けてきていると思います。
今回の販売提携が具体的にどのようなかたちをとるのか、大きな効果を上げられることを期待したいと思います。
また、Allsteel社のHPを拝見して個人的に感じたことですが、いろいろな提案の画像を見ると、いまさらながらですがいかにも個人、ひいては人間を大切にしているなという感じがしました。生活とか人生とか、そのなかで働くとかビジネスとか、そういったものを想起させるような要素、演出、何よりもその背景に潜む精神が感じられると思いました。その要因についてもいろいろとあるでしょうが、それについてはおいおい述べさせていただきたいと思います。
(画像はコクヨ様リリースより)
(山人独言に関しては、あくまでも山人の主観的なコメントです。従って各メーカー様には何の関係も責任にもありません)