コクヨ、神山まるごと高専の授業を担当する「プログラムパートナー」に
ワークショップなどの実践的な学びの提供を通じて循環型社会を推進
コクヨは、徳島県神山町に2023年4月に開校する私立高等専門学校「神山まるごと高等専門学校」(以下、神山まるごと高専)の「プログラムパートナー」の1社として、同社では初の私立高等専門学校での授業を担当することが決定したといいます。
同社は、2021年2月に企業理念の刷新を含む「長期ビジョン CCC2030」策定を契機として、社会における役割を「WORK & LIFE STYLE Company」と定め、「共感共創」を大切な価値観とし、多様な事業の集合体になることを目指すことを宣言したとしています。
「長期ビジョン CCC2030」に基づく取り組みとして、2021年11月に、神山まるごと高専と「『未来の学び方を共に考える』パートナー契約」を締結し、学校づくりを支援しているといいます。
このほど、同社のマテリアリティの1つとして掲げている「循環型社会への貢献」に向けた活動やこれまでのものづくりの経験をもとに企画した授業科目「循環型プロダクトワークショップ」が神山まるごと高専の4年後期のカリキュラムに採択されたとしています。
授業を通じて、学生のサステナビリティへの理解促進と、循環型社会へ向けた課題を認識し、循環を実現するプロダクトと、循環の仕組みをデザインできる知識の習得を目指すといいます。
また、講師としての登壇や授業に参加する学生からのアウトプットを通じて、コクヨの社員が社会課題解決を考え・行動する機会を創出し、コクヨの目指すサステナブル経営の実現とライフスタイル領域における「学ぶ」に関する新規事業の創出と事業領域の拡大に繋げていくとしています。
■ コクヨが担当する授業科目について
・授業科目名:循環型プロダクトワークショップ
・授業回数 :全16回
※180分(90分×2コマ) / 回
・対象学年 :4年後期
※2023年4月開校のため、初回の授業は2026年度となるといいます。
・授業内容 :コクヨの循環型社会への貢献に向けた取り組み現場の視察、資源を有効活用したサーキュラーなプロダクトと循環を実現する仕組みをビジネスの現場に即して学ぶことができるワークショップなどを実施するとしています。
■ コクヨと神山まるごと高専のこれまでの取り組み
・神山まるごと高専と「未来の学び方を共に考える」パートナー契約を締結
2021年11月、コクヨは神山まるごと高専に企業版ふるさと納税を活用した1億円の寄付を実行したといいます。また併せてコア・ファウンディングパートナーとして学校づくりを支援しているとしています。
・コクヨのみんなのワーク&ライフ開放区「THE CAMPUS」で、神山まるごと高専主催の「未来の学校FES(フェス)」を開催
2022年3月26日・27日に神山まるごと高専が主催した中学生および、その保護者向けイベントにコクヨのみんなのワーク&ライフ開放区「THE CAMPUS」(東京品川オフィス)を会場として提供したといいます。また、同イベントにおいてコクヨの現役エンジニアが講師として登壇するなど、一部実習やワークショップの企画・実施についても協力したとしています。
■ 神山まるごと高専とは
神山まるごと高専は、徳島県神山町に2023年4月に開校する5年制の私立高等専門学校だといいます。 「テクノロジー x デザイン x 起業家精神」を教育の土台としながら、 神山という地に根ざし、社会を動かす人材「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成を目指すとしています。
(画像はコクヨ様リリースより)