プラス、ライブオフィス&クリエーションスペース「PLUS DESIGN CROSS」をオープン

「PLUS Furniture Fair 2023」を開催

プラスは、12月6日、ライブオフィス&クリエーションスペース「PLUS DESIGN CROSS」を恵比寿にオープン。それに併せて12月6日から14日まで「PLUS Furniture Fair 2023」を開催しました。

発表した新製品は、「MOKURAL(モクラル)」プロジェクトの第1弾で国産の早生広葉樹センダンを使用した木金混合のオフィス家具「Vicenda(ヴィチェンダ)シリーズ」、自由に組み合わせ、オフィスのさまざまな シーンに対応するシンプル&コンパクトなフリーアドレスデスク「minimo(ミニモ)」、あらゆる空間になじむ心地よさを追求したというプレーンな佇まいのオフィスチェア「Rena(レナ)」。また、顧客を迎えるオフィスのロビー・ラウンジ空間を上質に演出する応接家具「S1(エスワン)」シリーズのバリエーションを拡充しました。

モクラルとヴィチェンダシリーズ

モクラルは、国産木材の積極活用で森林の健全化およびカーボンニュートラルの実現を目指すプロジェクトだといいます。
その一環として同社は、オフィス家具を国産木材で作ることによりカーボンニュートラル実現の一翼を担い、木材循環システムの構築による森林の健全化を目指す活動「センダンサイクル」に参画したとしています。


センダンは非常に成長速度が早く、スギやヒノキが伐採までに40~60年かかるのに対し、20~30年ほどで伐採・活用できるまでに成長する「国産早生広葉樹」だといいます。CO2吸収能力は一般的な広葉樹に比べて約3倍高いといわれ、ブナやナラと比較しても十分な強度を持つ、サステナブルな木材として近年注目を集めているとしています。


同社によると、センダンは、天然に自生しているときは枝分かれをし曲がったものが多いといいますが、2000年頃にまっすぐ育てる技術が開発され家具に使用するめどがたってきたともしています。

ヴィチェンダシリーズは、同プロジェクトの第1弾として、清水慶太氏をデザイナーに起用したといいます。イタリア語で"お互い"の意味だというヴィチェンダは、異素材のセンダンとスチールが互いに補いながら、双方の魅力を引き出し合う、新しいコンセプトのハイブリッド・ファニチャーだとしています。
早生広葉樹であるセンダンとスチールを融合させた木金混合のオフィス家具だとし、カーボンニュートラルへの一歩をプラスの前橋工場生産品として、オフィス什器からサポートするとしています。木のもつあたたかみと強度に優れるスチールを組み合わせ、モダンでシンプルな意匠と執務テーブルとしての実用性を兼ね備えているといいます。

ミニモ

ミニモは、奥行きのサイズを絞ったスリムな設計と、使いやすいスクエアな天板形状を採用。ムダをなくして機能性を重視したデザインと多彩なアイテムバリエーションにより、執務スペースからミーティングルームまであらゆるシーンに対応し、統一感のあるオフィス空間を構築するとしています。

レナ

レナは、多様化するオフィスシーンにマッチする心地よい美しいデザインのオフィスチェアの新シリーズだといいます。「Rena」とは、「refined(洗練された)」と「nature(本質)」を組み合わせた造語だとしています。

デザインは、2018年に発売した本格木製オフィス家具「MARU(マル)」をはじめ、さまざまなプロダクト・インテリアデザインで世界的に活躍するというデザイナー・小林幹也氏を起用。デザイン性の高さが際立つフロント/バックシェルが、多様化するオフィスシーンにマッチする上質な意匠を実現したといいます。

10,000通り以上の色とタイプの組み合わせから、シンプルな中に自分らしさを表現することができるとしています。

同チェアでは、プラスが目指す「良い姿勢」を保つための快適な座り心地を追求。くるぶし支点のシンクロロッキングと、なめらかな肘形状が身体にやさしくフィットし、長時間のデスクワークでも疲れにくくなっているといいます。また、環境に配慮した製品づくりを目指し、背座の張地には植物由来のバイオPETクロスを採用したとしています。

背もたれはミドルバックで、樹脂シェルと背クッションの2タイプ。脚はアルミ脚および樹脂脚のロータイプとハイタイプ。本体カラーはブラック、ライトグレー、ホワイトの3色。肘は可動肘、固定肘、肘なしから選べるといいます。クロスカラーは、さまざまなシーンになじむ全10色のラインアップが揃っているとしています。


同社は、プレーンな面と後ろにのぞくメッシュな面との対比が面白く、バックシャンが印象的だともしています。

「S1」シリーズを拡充

「S1」シリーズでは、今回新たにデザイン性を踏襲しつつ、フリースペースやラウンジへの設置に適した拡張性の高いプロダクトをラインアップに加えたといいます。発売するのは「ベンチ」「ラウンドソファφ1200」「ラウンドソファφ650」「ラウンドテーブル」「オプションテーブル」「モニタースタンド」「ラゲージラック」の計7アイテム。従来の「S1」シリーズとも、自在に組み合わせ・レイアウトが可能だとしています。


同社によると、執務エリアと会議室との間に置かれるような家具として、レイアウトしやすい、圧迫感のない形状である丸みを帯びたシンプリシティだといいます。また、テーブルやモニタースタンドなどを用意し、よりオフィスユースにバージョンアップしたとしています。

「ワークフラン」に「ワークラウンジチェア」追加

また、今回のフェアでは、これらの製品以外に「ワークフラン」に「ワークラウンジチェア」も追加・展示しました。


同シリーズは4本脚タイプと5本脚の回転チェアの2タイプ。同社によると、5本脚でカジュアルに座れるライトタスクチェアが求められているといいます。5本脚の方は若干のチルト機構を備えているとしています。在宅ワークにも適していて、「クリアトーレプラス」でも在宅仕様のものを提案しているといいます。

「PLUS DESIGN CROSS」について

「PLUS DESIGN CROSS」は、ハイブリッドワーク時代の新しい働き方を実践するオフィスとして、オフィス家具事業の本部拠点「プラスファニチャーカンパニー 東京オフィス」を恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)センタープラザ2Fへ移転。

同社のオフィスづくりのグランドコンセプト"オフィスに「引力」を。人をひきつける社会をひきつける未来をひきよせる"を踏襲。社内外のあらゆるステークホルダーと積極的につながりを持ち、企業活動と社会活動の接点となる場として、また、顧客に新しいオフィスの在り方を体感してもらうライブオフィスとして運用するとしています。

         (この画像はプラス様HPより)


同社によると、今回、ディベロッパーであるサッポロ不動産開発が恵比寿ガーデンプレイスを大きくリニューアルするにあたり、共創をベースにしたライフとワークが混ざり合う場所にしたいという話があり、そのなかでいろいろなテナント同士の活動や地域との共創活動など、ステークホルダーとのつながりを得られる機会が増えることを見込み、あえてオフィス区画ではなく商業施設にオフィスを構えるということを決断したといいます。

■地域とつながり、共創活動を生み出す新オフィス

同社は、働き方やオフィスに対する捉え方が変化する中で、いま企業は多くの社会的課題の解決、企業の存在価値やメッセージの発信が求められているといいます。
そのような中で、多種多様な人材、文化、生活、ビジネスが集積する恵比寿に拠点を移すことで、さまざまな価値観に触れながら社会的課題解決への取り組み、地域とのコミュニケーションなど恵比寿ならではの共創活動、情報発信に取り組んでいくとしています。

■ウェルビーイングを高め、人をひきつけるオフィスの構築

オフィス内は恵比寿ガーデンプレイスを象徴するアーチ形状をデザインモチーフとして採用することで、街とのつながり・調和をイメージしているといいます。


左右に分かれるオフィス(「NORTH WING」「SOUTH WING」)を1本の通路でつなぎ、人が行き交いやすく、自然と社員同士の共創機会を生み出す導線となっているとしています。またサロンを中心にオフィス全体の緑視率を高めるとともに、2Fテラス席では開放的な空間で仕事をすることが可能だといいます。

■どんな仲間とどう過ごしたいかで自席を選ぶ、オフィスレイアウト「ピアレンス」を踏襲

同社は、オフィスでは打ち合わせや協働だけでなく、ワーカーが一緒に過ごし空気感を共有することが求められていることに着目し、新しいオフィスレイアウトのコンセプト「ピアレンス※」を提案しているといいます。
近年、ハイブリッドワークの浸透とともにフリーアドレスの導入が加速。オフィスレイアウトの見直しを検討される顧客が増えているとしています。「PLUS DESIGN CROSS」においても「ピアレンス」のコンセプトを踏襲したオフィスレイアウト、家具を採用しており、ハイブリッドワークにおける新しいフリーアドレスの形、運用方法を具現化するとしています。

※「ピアレンス」は、「PEER(仲間)」と「positive influence(好影響)」を組み合わせた造語

≪「PLUS DESIGN CROSS」の主な特長≫

共創活動の場を表現するエリア「SALON(Creation space)」

・森をイメージし日本の各地で育った多品種の木々を配置。多様なアイデアを育み、新たな価値創造を目指す共創活動の場を、心地よく開放感あふれる空間に仕上げたといいます。
木を植える鉢には、同社ファニチャー製品の生産拠点である群馬県前橋工場の森をはぐくむ地層をイメージしたアートが描かれていて、中には実際にそこで採取した土を混ぜた塗料で描かれたアートもあるとしています。
同社は同社のモノづくりの原点である前橋の土の上に同社の価値創造を育んでいくといいます。

・同社新製品の展示やイベント・セミナーなど、形態に合わせて情報発信・コミュニケーションの場として活用するといいます。

・サロンでは恵比寿ガーデンプレイスに入居する企業との共創活動を展開。
第一弾として、株式会社ゴールドウィンが展開するブランド「NEUTRALWORKS.(ニュートラルワークス.)」との共創プロジェクトを推進中だといいます。ココロとカラダの"READY"をテーマにしたワークスペースを展開。ホーグ社の「Capisco(カピスコ)」を使用した「Capisco-READY STRETCH」などを提案していました。

オフィスづくりの新コンセプトを具現化した「NORTH WING」

・同じ目的をもったワーカー同士が同じ環境に集まってつながり、互いに高め合う、これからのオフィスづくりの新コンセプト「ピアレンス」を踏襲したレイアウトとなっているといいます。


・チームで働く場所や一人で集中作業を行う場所、雑談を促す場所などさまざまなワークシーンに対応する設えをセッティングしているといいます。その日どんな仲間とどう過ごしたいかで、自分にあった仕事環境を選ぶことができるとしています。

クリエイティブな発想を生み出す「SOUTH WING」

・SOUTH WINGではWEB会議に適したフォンブースや1on1ミーティングに適した打ち合わせスペースなど、ハイブリッドワーク時代のオフィスに求められる設えが備わっており、オンライン、オフラインに関わらずあらゆるワークシーンをサポートするといいます。


・ライブラリやラボスペース、スタジオなど、オフィスならではの共創スペースを多く取り込んでいるといいます。リモートワークでは揃えることが難しい充実した設備がオフィスならではの働き方を促すとしています。

恵比寿の街とつながる「TERRACE」

オフィスの外は開放的なテラススペースとなっており、仕事からリフレッシュまで一日の中であらゆる過ごし方ができるフレキシブルな空間だといいます。
ワークとライフが共存する新しい働き方を体現したスペースだとしています。

フリーアドレスを効率的に運用する座席管理システム「Suwary」

「PLUS DESIGN CROSS」では、出社率50%を前提に座席数を設定し、フリーアドレスを基本とした働き方を採用したといいます。
従来よりも座席数を減らしているために、出社した社員のデスク不足や非効率が生じないよう、ほとんどの席はスマートフォンを使い予約制で運用する座席管理システム「Suwary」を活用。効率の良いオフィス運営を実現するとしています。
また、オフィスの照明はサーカディアンリズムを採用しているといいます。

■3カ所のオフィス・ショップ・ショールームの相互作用を促進

また、同社は、「PLUS DESIGN CROSS」と同時に、恵比寿ガーデンプレイス センタープラザ1Fへワーク&ライフスタイルショップ「ouchi GARAGE(おうちガラージ)」、B1Fにワークスタイルショップ&ショールーム「CREATORE with PLUS(クリアトーレ ウィズ プラス)」の2店舗を新規出店しています。
働き方の多様化とともに、オフィスと自宅との境界線が薄れ、"働く場づくり"の顧客のターゲット層は拡大しているとしています。そこでBtoCをメインターゲットとした「ouchi GARAGE」、店舗とショールーム機能を兼ね備えた「CREATORE with PLUS」をオフィスと近接することでファニチャー事業内での親和性を高め、法人・個人に関わらず全方位に向けたブランディング活動を推進。相互送客を促し、プラスの幅広い提案領域を体感できるとしています。

クリアトーレ ウイズ プラス

クリアトーレ ウイズ プラスは、プラスが11月8日、恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)のセンタープラザB1Fに開設した、これからの時代の"働き方"に新しい価値とこだわりを提供するというワークスタイルショップ&ショールーム。『My wardrobe(マイ ワードローブ)』をコンセプトに、高品質なファニチャーからインテリアアクセサリーまで多彩に取り揃え、法人・個人を問わず、訪れた顧客が「自分らしい働き方」を発見できる場所として活用できるといいます。


ホテルライクな空間の中で、ホームワーク向けに新たに開発したデスクをはじめ、生産性を高めるために欠かせないハイクオリティなチェア、顧客の創造力をかき立てるデザイン性の高いインテリアアクセサリー、こだわりのステーショナリーなど幅広いアイテムを展示・販売。プラスがオフィス家具の開発で培ってきたノウハウを生かし、ワークスタイルに関する最新情報を発信するとしています。

おうちガラージ

おうちガラージは、クリアトーレ ウイズ プラスと同じく、プラスが、恵比寿ガーデンプレイスセンタープラザ1Fに11月8日(火)にオープンしたワーク&ライフスタイルショップです。理想の在宅ワークスペースづくりをサポートするというプラスのインテリアブランド「Garage」の新業態ショップだといいます。「はたらくをたのしく」をテーマに、プロがセレクトした暮らしがより豊かになる1万点以上のアイテム(EC展開アイテム含む)を揃え、はたらく空間づくりに貢献するとしています。


同ショップは、大規模リニューアルした都内屈指の大型複合施設・恵比寿ガーデンプレイスのセンタープラザ1Fに位置し、買い物や食事の合間に気軽にお立ち寄ることができるといいます。

「PLUS DESIGN CROSS」の概要

「PLUS DESIGN CROSS」の概要は以下のとおりです。

【施設名】 PLUS DESIGN CROSS
【オープン日】 2022年12月6日
【住所】 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番7号 恵比寿ガーデンプレイス センタープラザ2F
【電話番号】 03-4582-3300
【延床面積】 1,811㎡(547坪)
【従業員数】 196名
【定休日】 土・日・祝日および夏季・冬季休業期間/プラス株式会社の休日に準ずる

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