オカムラ、オカムラグランドフェア2023を開催
コンセプトは「ぶつけろ、本音。組織を超えてハートビートするチームへ。Heart Beat Office」
オカムラは、11月9日から30日まで、東京・千代田区の同社ガーデンコートショールームで、完全予約制で「Okamura Grand Fair 2023」を開催。コンセプトは、「ぶつけろ、本音。組織を超えてハートビートするチームへ。Heart Beat Office」。同じ目的に向けチャレンジする仲間との関係性を探求し、本音で語り、心響き合うチームをつくるための環境づくりを提案するといいます。
「記者発表会・記者内覧会」を開催
11月7日には「記者発表会・記者内覧会」を開催しました。
記者発表会の冒頭挨拶に立った代表取締役 社長執行役員の中村雅行氏は
「株式会社オカムラは、お客様のニーズを的確に捉えたクオリティの高い製品とサービスを社会に提供することに努めてまいりました。『豊かな発想と確かな品質で、人が活きる環境づくりを通して、社会に貢献する。』をミッションにしています。企業価値のさらなる向上に努めているとしています。このミッションを実現していくために、トータルソリューション企業への変革とグローバル化の推進を図るとともに、企業価値のさらなる向上と社会課題の解決を目指しております。「人が活きる環境の創造」「従業員の働きがいの追求」「地球環境への取り組み」「責任ある企業活動」の4つの観点からサステナビリティ重点課題を特定し取り組みを推進しているところでございます。持続可能な社会の実現が求められる新たな価値観のなかで、一人ひとりが活きることこそが社会課題の解決につながると考えております。すべての人々が笑顔でいきいきと明るく暮らせる社会の実現に貢献していく企業をめざしております。
ところで、オフィスを取り巻く環境の変化ですが、コロナ禍が始まったのが2020年の初頭だったかと思いますが、ほぼ3年の間に世の中の景色が本当に変わったと思います。世界規模で、サプライチェーンの寸断、直近ですと資材価格の大幅な上昇や為替の大幅な変動があります。また、キャッシュレスの時代になりました。いままでの常識では考えられなかったような世の中の価値観、生活の仕方が大きく変わったと思います。
とりわけ働き方について大きな変化が起き始めています。一つの例ですが、一部の企業では航空機の使用を認めるようなハイブリッドワークとか、オフィスに愛犬を連れてくるというようなことが許されるなど、いままでの価値観からは判断できないような働き方になりつつあると思っています。この背景にあるものですが、企業側からしますと優秀な人材を確保したいということが大きな特徴ですけれど、働く側からすると自分の人生設計のなかでの働く価値観に合った働く経験や価値観、環境の提供があるかどうかが双方マッチングにとても重要な評価軸というかポイントになってきていると思います。
いまよく働き甲斐改革といわれています。働き甲斐改革とは何かというと、働くことを通じて喜びだとか、価値、結果が得られるものだと思います。そういう意味で、会社と従業員が集う場所がとても重要でこれからそのオフィスで何をする場所なのかというのがいまあらためて問われる時代になってきているのだと思います。だからこそ働き方を変えて生産性を向上させて創造的な仕事の時間を使う、ということで企業全体のパフォーマンスを高めていく必要があると思います。
ご存知の通りかつてのオフィスは何かを処理する場所でした。もうそういう時代は終わりました。いまオフィスは処理する場から何かを創造するための場に大きく変わり始めています。大きな変革を進めて、会社全体が大きく転換していくための組織力を高め、部門を越えて交流することが非常に大事だと思います。
当社もいろいろなことを行っていますが、部門を越えるということ、部門というものは、何とか本部など、物理的な壁ができてしまいます。それを乗り越えていく。乗り越えてチームを組んで大きな目標に向けてチャレンジしていくということが非常に重要です。俗にいう部門横断型のチームで全社的な課題を解決していくということが求められた中で、プロジェクトベースを仕事を進めることに特化したオフィスを考えていくことがこれからの企業の成長に非常に重要なことだと考えています。
オカムラは1980年から働き方や働く空間に関する研究機関を設けて、調査研究を続けています。各種学会、研究会、働くを変える活動「ワークミル」などを通して知見を広く社会に発信しております。また、企業の働き方に関する研究ですとかコンサルティングを行うと共に自社でも働き方改革に積極的に取り組んでいます。働く場の変化について考える指針をまとめたレポートや調査結果を順次公開しております。
働くことを研究するワークデザイン研究所という研究所を持っていますが、この8月にとったアンケートによりますと、ハイブリッドワークで働くなかでコミュニケーションを発する作業をどこでするのか、効率との関係で聞いた結果として、会議のような議題がきちっとしたコミュニケーションにおいては、リモートワークとリアルを人々の都合に合わせて切り替えられるハイブリッドワークが図れるという意見が大方でした。当然といえば当然かもしれません。その一方で新たな価値を創造するようなコミュニケーションに関してはリアルで行わないとだめだという意見が半数を超えております。
また、研究所では、こうしたアンケート調査を定期的に行っておりますが、コロナがオフィスに与えた影響として最もインパクトがあったと考えられることは、座席の運営方法だという結果がでました。
コロナ禍以前は自分のデスクがあって固定席で働いている人が大半の7割以上でした。しかしコロナを経験して出社制限がかかったことでそれが半数にまで低下してきております。さらに今後の理想を聞くと固定席がいいという人は半数を切っておりまして、40年以上研究所がオフィスを研究してきて初めて50%を切ったというところにきております。従ってこれからはより一層フリーアドレスのオフィスが増えてくると考えられます。
固定席で運用されるオフィスが減少していきますと一緒に働くチームのメンバーと顔を合わせる機会が当然のことながら減ってきます。実際オフィスのなかにチームのメンバーで集まる専用の空間があればいいと思うかというアンケートによると7割以上の人がそういうことが必要だということに同意しています。その他の調査につきましては最新の冊子「KNOWLEDGE」に掲載しております。
最後にオフィス空間のトレンドにつきまして簡単に述べますと、リモートワークの伸長に伴いまして具体的な執務室ですとか紙文書の収納スペース、従来型の会議室は減少しております。一方リアルで会う価値をつくりだすプロジェクトベースでの打ち合わせですとか組織の境界を越えた協創のためのスペースが増えております。当社でもいくつかいろいろな自分たちのオフィスを改装していますがそういうことを踏まえていま改装を進めております。個人で仕事をするための空間からプロジェクトのための空間に変化していく流れがあることは間違いないと思います。
いまのオフィスづくりの変化として水準というか形勢を3つ申し上げますと、1つはリモートワークが普及して出社率が100%でなくなったことで固定席が不要になってフリーアドレスやABWに対応する環境や家具の必要性が出てきております。
2つ目はルースファニチャーで構成される協創空間、俗にいうソファのような家具を使った協創空間、つまりリラックスして討議ができるラウンジのような空間づくりです。
3つ目が集中作業ですとか1on1ミーティング、Web会議などに使われるワークブースの必要性です。これからのオフィスに働くことの意義を問いただすことがいま本当に必要になってきているなと考えています。
オカムラグランドフェア2023のテーマはぶつけろ、本音。組織を超えて、ハートビートするチームへ、です。企業にパラダイムシフトが求められる時代です。本音をぶつけあい心に響き合う関係性を築いてチーム全体が一体となって大きくハートビートする、そのためのオフィスとはどういうものなのか、ということを展示会場全体で表現しています」
などと述べました。
オカムラグランドフェア2023のコンセプト、新製品、新サービスを説明
続いて、上席執行役員 オフィス環境事業本部 マーケティング本部長 荒川和巳氏がオカムラグランドフェア2023コンセプト、新製品、新サービスの説明を行いました。
荒川氏は「コロナ禍のなか、この2年半でずいぶん働き方は変わってしまいましたが、ハイブリッドワークで困ったことは、当社の調査では、仕事に関するコミュニケーションが不足した、もう一つは、チームメンバーや仕事相手の状態がよくわからなかった、これが上位を占めております。また、オフィスにチームメンバーが集まれる場所が必要かどうかという問いに対しては、70%の方々が必要と思っていると答えている状況です。このようななか、センターオフィスでは、集中エリアやカフェエリア、協創エリアなどがありますが、オフィスの中心となります、BASE(ベース)として、オカムラが昨年発表いたしました主たる製品、コンセプトのなか、主たる製品として「ワークキャリアー」を昨年11月に発表いたしました。今年は個人業務の中心地であるBASEforONE、そしてチームの拠り所となるBASEforTEAMを新たに提案させていただきます」と述べ、これらを実現いたします新製品としてチームの結束力を高め、チーム内外と交流を生み出すクリエイティブファニチュア「WORK VILLA(ワークヴィラ)」、オフィスファニチュアシリーズ「Lives(ライブス)」の建材製品 「Lives Architectural Products(ライブス アーキテクチュラル プロダクツ)」3製品、オカムラの「サーキュラーデザイン」思考の代表製品としてのタスクシーティング「Potam(ポータム)」、「Contessa(コンテッサ)Ⅱ」サーキュラーモデル、「未利用材」を新たなマテリアルとして製品に活用する取り組み、ワークブース「TELECUBE by OKAMURA」の新モデルについての説明を行いました。
ワークヴィラ
ワークヴィラは、チームの結束力を高め、チーム内外と交流を生み出すクリエイティブファニチュアだといいます。チームが柔らかくつながる、ほどよいこもり感を有しつつ、チームに一体感をつくるというコンセプトでつくった製品だとしています。この製品のデザインコンセプトは、すぐに情報共有ができるチームの拠点となる「溜まり場」、チームの内と外をつなぐ「縁側」、チームとチームをつなぐ場としての「小路」だといいます。同製品で実現できるコミュニケーションの事例として「気軽に声を掛け合える」「チームをまたいで交流できる」「偶然の会話が生まれる」というようなことがあるとしています。
ライブス アーキテクチュラル プロダクツ
「Lives Architectural Products(ライブス アーキテクチュラル プロダクツ)」は、2017年に発表したオフィスファニチャーシリーズ「ライブス」に追加した「Lives Post Beam(ライブス ポストビーム)」「Lives Slide Panel(ライブス スライドパネル)」「Lives Partition(ライブス パーティション)」の建材3製品。これらの新規3製品によって仲間とのつながりを感じながら働けるオフィス空間を実現するといいます。
ライブス ポストビームは、オフィス内のルーム・イン・ルームとしてゆるやかに空間を仕切ることができるフレームシステムだといいます。シンプルな構造と角度付きよって多彩なレイアウト変更ができるということと、パネルやアタッチメントの機能を呈している製品だとしています。軽快な操作性と可動性を有した製品だといいます。
ライブス スライドパネルは、ポストビームと同じようなデザインですが、構造としては、天井に着いている製品で、丸みがあるフレームと大型の一輪キャスターで構成されるカジュアルな移動パネルだとしています。天井高が2300から3000㎜まで設置が可能になっている製品だといいます。
ライブス パーティションは、インテリア性の高いパーティションシステムだといいます。パーティションに設けたスリットによって、デスクや棚、照明がアタッチメントできるようになっているとしています。従来であれば造作家具で対応しておりました部分などもシステム家具としてインテリアデザイナーがコーディネートをしやすいような構造としているといいます。また、天井については600㎜のグリッド天井との相性を非常によくしていて消防設備などとの干渉などもないようなかたちになっているとしています。
ポータム
オカムラのものづくり思想「サーキュラーデザイン」については、昨年同社はサーキュラーエコノミー図を独自に発表したといいます。サーキュラーデザインの図においては、製品の開発から製造、販売、顧客の使用が進むなかでそれらに使われた部材や資材、材料がもう一度前工程に戻るという図で、昨年は顧客が使用したあとの工場に資材として戻る、素材として戻るところが不十分だったのに対し、今年一年間でこのデザイン図を完成するに至ったとしています。
その代表製品である、タスクシーティング「Potam(ポータム)」については、環境面と機能面に配慮した新しいスタンダードとなるオフィスチェアだといいます。ポータムという名前はギリシャ語で流れるという意味で、環境配慮型製品として流れるという意味合いで命名したとしています。同製品を開発するにあたり同社では、「Re:birth(リバース)」プロジェクトというものを立ち上げて推進したといいます。オフィス家具で主に使われる材料としては鉄、アルミ、張材、プラスチック、樹脂、ウレタンなどで、鉄とアルミについては世の中である程度リサイクルのインフラがある程度整っているとして、それ以外の素材について独自のリサイクルインフラを確立して使用済みのオカムラ製品を回収、分別して新たな材料の一部として使用する循環型製品の開発をプロジェクトとして推進したうえでのポータムという製品が完成したとしています。具体的には、タスクシーティングの脚は、プラスチックのナイロンを使用していますが、強度を保つためにガラス繊維が入っているといいます。これをリサイクルするとどうしてもかたちはできますが、強度が保てず、外観上も使用するまでに至らないということがあったといいます。こういった従来の開発においての課題を解決して今回新製品の開発に至ったとしています。
コンテッサⅡのサーキュラーモデル
コンテッサⅡのサーキュラーモデルについては、同社のフラッグシップシーティングのサステナブルな素材を用いたモデルだといいます。日本の使用済み漁網をリサイクルした再生ナイロン「REAMIDE®※7(リアミド)」を背と座の樹脂部分に使用しているといいます。
また、座面に「REAMIDE®」の糸と再生PET糸を編み込みオカムラが独自開発したニット素材「Re:net(リネット)」を使用しているとしています。リネットは日本の漁業、特に現時点では北海道で発生している廃漁網を当社のファブリックに再生して採用しているといいます。それ以外にも使用済みのペットボトルからできたリサイクル製品を原料として同社独自のメッシュ素材を開発したとしています。それはコンテッサⅡの背中に使っているとしています。座面のウレタンクッションには、100%リサイクル可能なポリエチレン製の「E-LOOP(イーループ)」を使用しているといいます。これらによってコンテッサⅡがサーキュラーモデルとして国際的な環境基準でも最高レベルで新たに市場に投入していくとしています。
「未利用材」を新たなマテリアルとして製品に活用する取り組み
「未利用材」を新たなマテリアルとして製品に活用する取り組みを推進することについては、未利用材とは、森林整備の際に発生した不要な樹木や切り捨て材のうち、未使用の材のことだといいます。
森林の手入れや木を伐採する際に発生した未利用材は、森林に残されていると木材搬出の妨げになったり、台風や大雨が降った際に下流域へ流れ出たりするなど、さまざまな危険性をはらんでいるとしています。自治体や企業はこういった未利用材を削除するために膨大な工数と費用をかけているというのが現在の状況だといいます。この未利用材を使用するということは森林整備に寄与すると共に災害時の流木被害の防止など社会課題の解決にもつながるということも考えて同社は、未利用材での家具の開発を実施したとしています。具体的には、2020年11月から販売しているクリエイティブファニチュア「SPRINT(スプリント)」のテーブルの天板として未利用材を使用した天板を新たにラインアップし、2022年11月に発売するといいます。従来はこの木材を乾燥して成型するというようなところが非常に難しかったとし、今回このプロジェクトで従来使用しない部分の材料を使用しているということ、木材チップにして乾燥させるプロセスをきちんと確立したということ、天板製品に加工するプロセスを確立して従来の標準製品と同様に扱える製品にしたとしています。同様に扱える製品とは、強度の問題、外観の問題、コストについても同じではないですがおおむね同じ様な金額で提供できるようなところまできたとしています。同社はこのような活動を通して今後も「サーキュラーエコノミー」に対して企業全体で本気で取り組んでいこうと考えているところだといいます。
「TELECUBE by OKAMURA」新モデル
「TELECUBE by OKAMURA」の新モデルについては、2018年12月の発売以降、オフィス内に設置する企業向けモデルや、オフィスビルエントランス・駅・商業施設などに設置する公共空間向けモデルが、数多く導入されているとし、まだまだこれから市場が伸びていくであろうとしています。
同社のワークブースは現在市場で圧倒的な品ぞろえと圧倒的な販売実績を実現しているといいます。今回この「TELECUBE by OKAMURA」の従来モデルと同等の機能を維持しながら、構造を見直し環境配慮とドアヒンジの開発による安全性、音性能の改善と実施したとしています。環境配慮については、従来モデルと比べて構造体の部品重量を約18%軽量化したとし組立等々も簡素化したとしています。安全性については、ドアとヒンジの指はさみなどの課題についても従来も十分に手当てをしていたが、今回あらためて特許を出願して 開発を行ったとしています。また、遮音性能と吸音性能については、遮音性能は外の音が部屋の中でどれだけ聞こえるかをいっているとし、駅などの公共施設での使用において緊急のサイレンや放送が聞こえなければいけないが、そのための調整機能は同社製品にしかないといいます。吸音性能については、ブースの中にいて発信した音がどれだけ早く吸音するかという性能で、数字で示すというよりWeb会議を行ったときに相手にどれだけ心地よく聞こえるかということだといいます。これについても改良を行ったとしています。
コンテッサⅡアニバーサリーモデル
コンテッサⅡのアニバーサリーモデルについては、コンテッサの発表から20年が経ち、2023年の3月から、個人向けECサイトで限定発売を行うといいます。個人向けECサイト「OKAMURA Lifestyle Store」は11月7日からプレオープンするとし、同社の顧客にオカムラのファンになっていただくという基盤となるWebサイトだとしています。11月7日にプレオープン、3月からグランドオープンするといいます。
最後に「FUTURE VISION 203X 働き方開花」ということで展示の最後のコーナーに203X年未来の働き方、働く場はどのような進化を遂げているかというテーマで企画展示をおこなったといいます。
荒川氏の説明後、それぞれの展示エリアにおいて説明が行われました。
コンセプトは「ぶつけろ、本音。組織を超えてハートビートするチームへ。Heart Beat Office」
オカムラグランドフェア2023のコンセプトは「ぶつけろ、本音。組織を超えてハートビートするチームへ。Heart Beat Office」。
「時代は大きな変革期。環境や価値観が凄まじいスピードで変化し、企業にパラダイムシフトが求められている。新たな成果を生み出すため組織は部門の壁を超えたチーム編成へ変わっていく。仲間がそばにいるから、本当の想いが汲み取れる。仲間と共に創るから、大きな夢へ挑戦できる。今、私たちに必要なことは、本音をぶつけ合い、心響き合う関係性。それこそが、真のイノベーションを生み出す鍵になる。」として、「ぶつけろ、本音。」を実現する新しいBASEのカタチを提案しています。
BESEを個人で使用することにより、個人個人が好きな場所を選んで働き、チームメンバー間の関係性が希薄になるBeforeから、チームごとの居場所をつくることで、メンバー同士の気配を感じ、結束を高めるAfterとしてBASE for ONE(個人で使用)とBASE for TEAM(チームで使用)へとしてBASEの中に、「メンバーが集まれる居場所」をつくることが重要だといいます。
BASE for TEAM
BASE for TEAMはメンバー同士の結束を高める場。チームの拠り所。「BASE for TEAM」はチームの一体感を高めるチームの拠点となる場所だといいます。
時間と場所の制約がなく、柔軟に働ける時代だからこそ、チームの拠点となる場所は必要不可欠だとしています。チームで集まれる占有スペースをつくることで、すぐに情報共有ができたり、メンバーの様子を感じながら働くことができ、より強い「仲間」意識が育まれるとしています。
BASE for ONE
BASE for ONEは個人業務の中心地。「BASE for ONE」は日常業務の中で個人の拠点となる場所だといいます。
事務処理やメールのチェックなど毎日行う定例業務や自分の考えをまとめるのに最適だとしています。個人の業務をしつつ、必要があれば周りに声をかけて確認をしたり、ちょっとした相談が行えるとしています。
「CAFE」と「WORK LOUNGE」
心身を癒し、お互いを知る交流の場として「CAFE」と「WORK LOUNGE」を提案。
CAFEはリラックスとコミュニケーションを促す場。仕事の合間のコーヒーブレイクやランチ、くつろいだ雰囲気で作業したいワーカーにお勧めのエリアだといいます。偶発的な出会いが生まれやすく、業務上では出会わないワーカー同士のコミュニケーションが始まるきっかけの場にもなるとしています。
WORK LOUNGEはゆったりと落ち着いた空間だといいます。落ち着いた空間でくつろぎながら働くことで、いつもとは違うコミュニケーションが生まれるとしています。
「AGILE」と「MEETING」
熱気ある議論、情報共有する場としては「AGILE」と「MEETING」を提案。
AGILEはチーム作業を加速させる場。チーム作業のスピードを高めて、より成果の高いものをアウトプットする場だといいます。チームでアイデアを磨き、具体化し、試すサイクルを素早く回すことで質の高い成果を生み出すことができるとしています。
MEETINGは情報共有し、意見を出し合う場。仕事を行う上で欠かせない情報共有や意見交換に必要なミーティングスぺース。会議を効率的に進めるために、立ち会議を取り入れたり、大型モニターやテレビ会議システムなどの情報共有ツールを使いこなすことを提案しています。
「FUTURE VISION 203X 働き方開花」
「FUTURE VISION 203X 働き方開花」については、「203X年。様々な技術革新は人類を働き方の制約から解放した。作業的な業務はAIやロボットに任せ、人間にしかできない事や新しいタイプの仕事に時間を使うことができる。趣味や興味、社会への貢献、家族との仕事など個性化した働き方が花開いている社会。面白いか、美しいか、善か悪かなど、人間の人間性に基づく価値がとても高まっている。時間も場所も関係性も飛び越えながら、個性が働き方を創る時代。203X年は自分自身を発揮し、お互いを尊重しあう、働くことを最大限に楽しめる未来だ。」として、コンセプトムービーを流すと同時に「METABOOTH(メタブース)」「FLOW CAPSURE(フローカプセル)」「SPACE CREATOR(スペースクリエイター)」「GREETING MIRROR(グリーティングミラー)」の4つの提案を行いました。
メタブースは、1分の1の実寸スケールでアバターを投影し、オンラインでも相手の感情を汲み取り、円滑なコミュニケーションを実現するといいます。
フローカプセルは、集中とリラックスをシームレスに行き来し、ゾーンに入り込めるといいます。AIが関連資料を自動的に集めてくれる画期的なツールだとしています。
スペースクリエイターは、ワーカーの人数や作業内容に応じて、部屋のサイズをフレキシブルに調節が可能。スペース効率が格段に向上するといいます。
グリーティングミラーは、リアルの姿とアバターの姿を同時に映し出し、ワーカーや顧客を迎え入れるというもので、コミュニケーションのきっかけ作りに最適だとしています。