オリバー、働き方改革EXPOに出展
ビジョニングオフィスを実現する製品群を提案
オリバーは、5月11日から13日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された「第17回東京 総務・人事・経理Week 春 第9回働き方改革EXPO」に出展し、同社の新しいキーワード「Visioning OFFICE(ビジョニングオフィス)」とそれを実現する製品群を提案しました。
出展した主な製品は、「空調ソファ付き個室ブース」「チームワークデスク」「簡易個室ユニット」など。また、ロボットが家具を運んでレイアウトを変える「スマートファニチャー」の新モデルのデモンストレーションなども行いました。
オフィスブランドPLACE2.5を進化
同社は、オフィスブランドとして「PLACE2.5」を提案しています。同社によると、時代が変わり、常識が変わり、暮らしが変わっても、変わらないことは私たちが人間であることだといいます。オフィスとは、そんな人間同士が集う場所であり、オフィスに来れば、同じ志の仲間に会える、互いのアイデアを確かめ合って、ポジティブになれる。だから、オフィスこそどこよりも美しく、心地よく、遊び心があふれる場所、ここが自分の居場所だと、誰もが思える場所であるべきだとしています。人間には心があり、心が動き、頭が動き、体が動いて何かが生まれる。人間同士が心を合わせ、何かを生み出す感動を体験できる。みんなが来たくなる唯一無二のオフィスを創るとして、同社は、心のどこかが、動きだす場所をめざし、オフィス構築を行ってきたとしています。
同社はこのほど、顧客に寄り添い、経営ビジョンをオフィスソリューションとして形にするというビジョニングオフィスを掲げ、ワンストップサービスメニューをさらに拡充するとしています。
個室ブースCAP-CELLに空調機能を備えたソファを導入
空調ソファ付き個室ブースは、好評だという個室ブースCAP-CELLが、空調機能を備えたソファの導入でさらに進化したといいます。熱がこもりがちな長時間の使用でも、より快適に集中して働ける環境を実現するとしています。(発売時期未定)
チームワークデスクは、集中作業とコミュニケーションのバランスを最適化するチームワークデスク。作業のしやすい広い机上面と、程よく仕切られるサイドパネルを備えた五角形のデスクで、オフィス空間の中に機能性とリズムを与えるとしています。(発売時期未定)
簡易個室ユニットは900㎜モジュールで手軽に会議室を構築できる個室ユニット。オンラインミーティングの常態化により個室が不足する現在のオフィス課題を解決しながら、高いデザイン性も叶える製品だとしています。(発売時期未定)
ロボットを活用したスマートファニチャーも提案
スマートファニチャーの新製品については、新型コロナウイルス感染症パンデミックを受けて、フレキシブルな働き方や知的創造のためのコミュニケーションの重要性が再認識されているとし、同社は、オフィスにおけるより効率的で人間的な働き方を実現するための提案として、スマートファニチャー「スマファ」の開発・製造を進めているといいます。2020年には電動昇降するディスプレイモニターやワイヤレス充電を内蔵したワークデスクを開発。2022年には最新製品として、新開発のロボットを活用して家具のレイアウト変更を自動で行えるシステムを発表しました。カメラを使ったAI制御によるロケーションマネジメントにより空間の多様性を実現。更なるオフィス空間で多様なロボット活用により、人とロボットの協働する世界を示していくとしています。
また、同社は、製品だけでなく、インテリア提案時にもデジタルテックを活用する「デジタル・インテリアソリューション・プロバイダー」として顧客の課題をインテリアで解決する支援をするといいます。インテリア提案の際、顧客により空間をイメージしてもらいやすいように、ハイクオリティなCGパースを製作することはもちろん、360°空間を見渡すことができるVRでの提案も可能だといいます。リアリティある空間の再現と、色変更などの要望をリアルタイムで可視化することで、さらにクリエイティブな打ち合わせが可能だとしています。
同社によると、時代の変化によりオフィスは必ず行かなければならない場所ではなくなってきているといいます。オフィスを社員だけでなくいろいろな人が行きたいと思えるような場所にならなければとし、どうしたら人が行きたい場所になるかという観点でブースづくりを行ったといいます。いま、働き方のゴールが見えていない状態で、向かうべき先のビジョンの在り方が変わっていくと思われるので、どのように変わっても対応できるように、プレイス2.5を顧客のビジョンに合わせて変えていくということで、ビジョニングオフィスという新しい言葉を提案したとしています。