4/25~5/8、オフィス家具業界の主なハイライト

オルガテック東京第1回を開催

 2022年4月25日から5月8日までの2週間の業界の主なハイライトについては、第一回オルガテック東京が、4月26日から28日までの3日間東京ビッグサイトで開催され、3日間で21958人の来場者を記録しました。

オルガテック東京2022開催の様子

オカムラ、トークハブを発売

 業界企業の主だった動きについては、オカムラはWeb会議用音声コミュニケーションツール「TARKHUB(トークハブ)」を発売しました。トークハブはオープンスペースで音漏れを気にせずWeb会議が可能になるWeb会議用音声コミュニケーションツール。パソコンとウェアラブルマイクスピーカーを同製品に接続し、オカムラ独自の音声制御技術により音漏れやハウリングなどの音トラブルを防止、高音質で快適なWeb会議を実現するというものです。
 また、同社は同社の22製品が、国内オフィス家具メーカーとして初めて(同社)「LEVEL(家具に関するBIFMAのサスティナビリティ認証プログラム)認証」を取得しました。この認証プログラムは、米国オフィス家具業界団体BIFMAによる、建築環境における家具の環境・社会的影響について、製品および製造施設、企業を評価するグローバルな環境認証。また、製品から空気中に放出される揮発性有機化合物(VOC)に関する厳しい基準をクリアした家具や室内建材に与えられる「Indoor Advantage認証」を、建材9製品が建材製品としては国内メーカーで初めて(同社)取得しました。これを含めて同社の168製品が認証取得したとしています。

「トークハブ」

イトーキ、Google Cloudとのジョイントビジネスプランに合意


 イトーキは、視聴触覚のデジタルイノベーションを推進するピクシーダストテクノロジーズ(以下PxDT)と素材の自由度を活かしたクリアな吸音パネル「iwasemiHX-α」を共同開発しました。同商品は、PxDT社の音響メタマテリアル技術にイトーキのデザイン・設計技術を掛け合わせることで誕生した、ガラスに貼れる透明吸音パネル。Web会議が日常化したオフィスにおいて、人の声に多く含まれるという500~1000Hzの周波数に特化した吸音構造設計を搭載しているといいます。同商品は2022年夏頃の販売を予定しています。
 また、イトーキは、同社のスマートオフィスコンセプトの実現に向けて、新商品開発およびAIによるデータ分析・活用の領域における取り組みを強化するため、Google CloudとのJBP(ジョイントビジネスプラン)に合意しました。①新スマートオフィス製品の開発、②Google CloudのAI製品によるイトーキオリジナルデータの分析・活用、③両社間の人材交流の活動で協力するとしています。

オルガテック東京2022でのiwasemiHX-αの展示

コクヨ、スタンジットダブルを発売


 コクヨは自宅でのスタンディングワークを叶える電動昇降デスク「STANDSIT-W(スタンジットダブル)」を公式直販サイト「KOKUYO Workstyle Shop」や大手通販サイトで4月27日から発売。
 また、同社は、同社が建築・インテリアデザインを手がけた6施設と、製品デザイン3件が、ドイツのiFインターナショナルフォーラムデザインが主催する「2022年度 iF(アイエフ)デザイン賞」を受賞しました。受賞したのは「オフィス[JX Nippon Mining & Metals SQUARE LAB & LOUNGE]」、「NISSIN GARAGE」、「CLAYスタジオ2」、「未来コンビニ」、「mot. Mitsui Office for Tomorrow OTEMACHI ONE」、「THE CAMPUS」、の6施設と、文具「EX- (エクス)」、「STACKA」、「積紙」の3製品です。
さらに、同社は、オルガテック東京2022で行われたベストプレゼンテーション「AWARD Supported by ELLE DÉCOR」でグランプリを受賞しました。

「スタンジットダブル」

内田洋行、SmartOfficeNavigatorを本格展開


 内田洋行は、ハイブリッドワークを支援するICT基盤「SmartOfficeNavigator」を本格展開するとしています。同基盤は、2019年、三菱自動車工業の本社オフィスおよび岡崎工場へ先行導入し、顧客の利用状況をもとに開発をすすめ具現化した「人と人・人と場所」をつなげるICT基盤です。
 また、同社は、日本ゼオンの本社リニューアルにおいて、日本ゼオンが中期経営計画で掲げた2030年のビジョンを実現するため、これからの働き方の基盤となる、最新(同社)のICTネットワークインフラを取り入れたオフィスの構築支援を行ったとしています。

プラス、 働き方改革EXPO出展へ


 プラスは、五月十一日から十三日の三日間、東京ビッグサイト東展示場で開催される「総務・人事・経理Week春第9回 働き方改革EXPO春」に出展します。同社は、オフィスのフリーアドレス化を行う企業が増加するとともに、必要な座席を予約・管理するための座席管理ツールへのニーズが高まっていいるとし、プラスが展開する簡単でシンプルな座席管理システム「Suwary(スワリ―)」にスポットを当てながら、新しいフリーアドレスのコンセプト「ピアレンス」と共に展示するとしています。


 日本フォームサービスは、5月18日と19日の2日間、東京ドームシティ・プリズムホールで開催される「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2022」に出展します。同展示会は自転車、電動モビリティを利活用したまちづくり、環境未来都市の創造を推進するイベント。同社は、電動アシスト自転車の充電器などを最大100台、1系統(15A)で充電可能な「スマート充電タップ」を参考出展するとしています。

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