オルガテック東京、ベストプレゼンテーション AWARD授賞式を開催  グランプリはコクヨが受賞

  4月26日から28日までの3日間、開催されているオルガテック東京は4月26日、ベストプレゼンテーション AWARD supported by ELLE DECOR magagine、(以下、BP AWARD)の授賞式を開催しました。
 同展では、ワークプレイスの未来につながる革新的な技術にスポットを当て、同アワードを設け、優秀な展示ブースを表彰するとし、80を超える国内外の有力ブランドが、コンセプト、デザイン、機能性、オリジナリティ、ユニークさなどを基準に、ノミネート賞10社を選定。そのなかから、グランプリ1社、準グランプリ3社を選出しました。
 授賞式の冒頭挨拶に立ったケルンメッセの髙木社長は、「ドイツのケルンメッセは来年で70年。ドイツの見本市の歴史は700年になります。その700年の歴史の中でこのコロナ禍は最もハードルの高かった2年間。デジタル技術の発展で見本市もバーチャルでよいのではないかという風潮も生まれてきていますが、実際に商品に触れてコミュニケーションをとり、リアルでフィジカルな空間の中で実体験から感動が生まれ、その感動を共有する。そのなかでひらめきやインスピレーションが生まれるということが非常に重要。このベストプレゼンテーションアワードもこのコンセプトに沿って一段と高みにいざないたいという気持ちで創設をしました」などと述べました。
 ノミネート賞は、イトーキ、インテリアズ、遠藤照明、オーツー、オカムラ、カッシーナ・イクスシー、コクヨ、コマニー、Tesera、プラスの10社でした。
 準グランプリは、オーツー、カッシーナ・イクスシー、Teseraの3社。


 グランプリはコクヨでした。


 グランプリを受賞したコクヨの黒田英邦社長は「栄えある第一回オルガテック東京のBP AWARDのグランプリをいただき社員一同これほど光栄なことはありません。当社のブースは今回遊園地をモチーフとして、当社の新しい商品を提案することはもちろん、このサイト全体を明るくするような、またこのサイト全体の皆さんのリズムを変えるようなそういう目的で提案しました。日本で初めてオルガテックが開催されるということで少しでもサイト全体の盛り上がりに貢献できればいいなと思いメンバー一同頑張って用意してきました。今回の受賞を励みにこのオルガテック東京を、業界を、また、日本のワークスタイル、ワークプレイスをぜひ皆さんと共に盛り上げていきたいと思います」などと述べました。
 コクヨのグランプリ受賞について選考委員長の「エル・デコ」ブランドディレクター(ハースト・デジタル・ジャパン)」の木田隆子氏は「いま、必要な変革を支えていく図抜けたエネルギーを、根底から作り変えていかなければいけない部分があり、そのエネルギーをみんなでシェアしてくれたというところが大きかったと思います。日本の社員の一人ひとりが一から考えてそれをかたちにしていくパワーみたいなものにも非常にインスパイアされました。働き方の過渡期である現代において斬新なコンセプトを出してくださり、ある意味振りきった表現、思い切りのよいデザインがありました。第一回のオルガテック東京の最初のBP AWARDで、オルガテック東京でなければ見られないブースであり、日本で開催される意味があるのではないかということになりました。来場者がわくわくして回遊できるところと、強いインパクトと皆に明るい気持ちをシェアしてくれたことなどを評価し受賞としました」などと述べました。
 最後に木田氏が総評を述べ、授賞式は盛況の裡に終了しました。
 

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